阪神にマジック143が点灯!「今年は優勝」と思うファンの割合は…
29日、兵庫県の尼崎中央商店街で、毎年恒例の「阪神タイガース優勝祈願マジック点灯イベント」が開催。多くのトラキチが参加するなか、マジック143が点灯した。
ちなみにマジックとは「これだけ勝てば優勝」という数字。つまり、「全部勝てば優勝」という意味である。
■2005年以来優勝から遠ざかる
阪神タイガースは岡田彰布監督時代の2005年以来、優勝から遠ざかっている。
当時はJ・F・Kの盤石なリリーフ陣に、アンディー・シーツ氏、金本知憲現監督、今岡誠現二軍打撃コーチらの強力クリーンナップが機能。
2位中日に10ゲーム差をつけて優勝した。しかし、日本シリーズではトータル33対4の4連敗で敗退。喜びが吹っ飛ぶほど一方的にやられ、多くのファンが落胆することに。
それから現在まで、城島健司氏や福留孝介、新井貴浩両選手や、西岡剛内野手などFAや元メジャーリーガーを高額年俸で次々と獲得しているものの、結果を出すことができていない状況。
かろうじて2014年にクライマックスシリーズを制し、日本シリーズに出場したものの、福岡ソフトバンクホークスに歯が立たず、完敗している。
■今年優勝の可能性は?
昨年は優勝した広島東洋カープに、24.5ゲーム差をつけられ4位に終わったタイガース。2年目となる金本監督のもと優勝を狙うが、その可能性はいかほどなのだろうか。
そこでしらべぇ編集部では全国の20代から60代の野球ファン416名に、今シーズン阪神タイガースが優勝すると思うか調査を実施。
結果、「思う」と答えた人はわずか2割。8割の野球ファンが、タイガースの優勝は無理であると考えていることがわかった。
阪神ファンとしては、若干不満の残る数字かもしれない。
■野球ファンに聞いてみた
野球ファンのIさんに意見を聞いてみた。
「阪神がいつまでたっても優勝できないのは、生え抜きの若手が育たたない現状にあると思います。金本監督はある程度育成をするという話で昨年采配をふるいましたが、結局結果のでない横田や江越ら期待の若手はを2軍に落とし、ベテランに頼っていた感があります。
その理由は、やはり在阪マスコミやファンが、結果が出ない選手に対して厳しく叩きすぎるからではないかと。高山のように最初から打てる新人ばかりではないので、ある程度は我慢してほしい。ここ数年、いい新人が入っても全然活躍しないのは、我慢して使い続けないからだと思う。
ただ、今年のオフは日本ハムの中田翔をFAで獲得すると噂されていますし、他球団の選手を欲しがる体質はもはや伝統です。巨人と変わらない。こういうことをやっているうちは、なかなか強くなっていかないと思う。自前で選手を育て強くなった日本ハムや広島を見習うべきですね」
今年こそ、厳しい野球ファンの指摘を覆すことができるのか――戦いぶりが注目される。
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(取材・文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治)
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2017年2月24日~2017年2月27日
対象:全国20代~60代の野球ファン416名(有効回答数)
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