役員が指摘する「若者の離職原因」3つ 「的外れすぎる」と話題に
就職難について厳しく指摘される一方で、若者の離職が嘆かれているという。「就職したのになぜ…」という疑問の声があがるが、これについてとあるツイッターユーザーのつぶやきが話題に。
■役員が指摘する若者の離職原因が「見当違いすぎる」
投稿したのはあぃぼん@ハンター業さん(@axibon_robo)。会社の朝礼の際、役員が「若年層の離職が多発している」と述べ、検討の結果3つの理由があると指摘したという。
あぃぼんさんは、「賃金安い」「仕事量多すぎる」「上司が無能」と考えたそうだが、役員が出した答えは「仕事に向いていない」「コミュ障」「実力不足」という、あぃぼんさんの考えとはかけ離れたものであり、思わず「ダメだこの会社」と思ったそう。
この投稿は注目を集め、ネット民からは怒りの声があがった。
■ネット民からはさまざまな意見が
役員の見当違いを指摘する意見は…
・はじめから「最近の若者の何が悪いのか」を検討していたんだろうね
・ブラックな業務内容に耐えられないから「仕事に向いてない」、上司の奴隷になれないから「コミュ障」、無理難題をサービス残業でカバーしないのを「実力不足」とでも言ってるんだろうか
・自分たちがやってきた働き方を若者に押し付けて正当化するのもうやめない?
・で、検討した結果の改善点がなにひとつ見当たらないんだが。問題を若者に押し付けてるだけなんだよなぁ…
一方で、このような意見も
・若者とか関係ないけど、「この程度にもついてこれないの…」と思うことはある。それでいて権利だけは振りかざしてくるからなぁ
・問題は間違いなく会社側にある。が、昔と違って人材育成に時間が割けないし、その余裕がないのも原因だと思う
・見ている世界が違うだけでお互い真実では
■2、40代に「ブラック」が集中
しらべぇ編集部が全国20〜60代の有職者747名に「自分の所属する会社」について調査したところ、およそ2割が「ブラックだと思う」と回答。
その中でも20代と40代にその傾向が強い。おそらく、就職したばかりの20代と中間管理職の40代に、業務や責任が重くのしかかっているのではないだろうか。
世代や働き方、仕事に対する意識などの違いによって生まれてしまった今回の問題。両者が歩み寄って問題解決に取り組む必要性があるだろう。
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【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年2月19日~2016年2月22日
対象:全国20代~60代の男女1,348名
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