水野美紀の怪演を自ら副音声解説 『奪い愛、冬』最終回

ドロドロの人間模様とキュンキュンする恋愛を描く「ドロキュンドラマ」と銘打たれたテレビ朝日系『奪い愛、冬』が、3日最終回を迎えた。

しらべぇでも既報のとおり、水野美紀(42)ら出演者がクセのあるキャラクターを怪演。今期のダークホース的な人気を博したドラマの終幕に、視聴者は賞賛を贈っている。

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(画像は金曜ナイトドラマ「奪い愛、冬」公式サイトからのスクリーンショット)

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■『奪い愛、冬』最終回に至るまで

本作は倉科カナ(29)演じる主人公・池内光と大谷亮平(36)演じる森山信を中心として「奪い合う恋愛=奪い愛」を描くラブストーリー。

光は3年前に姿を消した元カレ・信と再開。光には婚約者、信には妻がいるもののお互いを忘れられない。

しかし、周囲はそれを許さず、信の妻・蘭(水野美紀)や光の婚約者・奥川康太(三浦翔平・28)は、それぞれが自分の愛を勝ち取るために行動する。

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(画像は金曜ナイトドラマ「奪い愛、冬」公式サイトからのスクリーンショット)

紆余曲折はあったが、ついに結ばれた光と信。しかし、ここで新たな事実が発覚――信が余命3ヶ月と医師に告げられたのだ。

蘭からは「信の子を身ごもっている」と告げられるも、「だれも幸せにできない」と皆の前から姿を消す決意をする信。

空港に向かう信を追って一堂が介し、最終回に向けて物語は加速していく。

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■最終回ネタバレ

3年前、通り魔から信をかばった蘭は足にケガをして歩けなくなり、責任を感じた信は光と別れ蘭と結婚した。

しかし、それはすべて蘭が信を手に入れるための計画。蘭は知り合いに通り魔を演じてもらい、ケガをした足が動かなくなったと嘘をついたのだ。


さらに妊娠も嘘だった。事実を知った信は蘭に別れを告げ、光とふたりで静かに暮らす。

3か月後、光は信の子を授かる。喜ぶ信は生まれてくる子どもに「春」と名づけ感謝の言葉をのべたあと、光の隣で息を引き取った。

1年後、光のもとに体外受精で信の子を宿した蘭が訪ねてくる。「これからもよろしくね」不敵に笑う蘭に向け、光は「こちらこそ」と力強く答えた。


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■副音声も魅力

水野だけでなく、全員が愛に狂うキャラクターを演じ、ネットで話題となっている本作。

最終回ではオーディオコメンタリーが副音声で流れ、水野と大谷、脚本の鈴木おさむ(44)が演技や演出について語る。

「5分に一度なにかが起きる」ため、5分経つたびに「そろそろじゃない」と大盛り上がりする一同。

水野は自身の演じる蘭を「自分が悪いと気づいてない厄介な人」「小学生」、蘭と光が「愛してたんだも~ん!」「私だって」と言い争う様子を「子どものケンカ」と表現し、カットがかかった瞬間笑いあったと告白。

蘭の芝居は「監督からの指示なのか」と聞かれ「ダメと言われること以外は、好きにやらせてもらった」と自身の演技プランだと認めた。

また鈴木はダレノガレ明美(26)がネットで、「幼稚園下の演技」と揶揄された件にも触れる。

「(ダレノガレは)全然こたえてない」と気にしていないことを強調し、「上手い下手じゃない。すごくいい」「本物のお嬢様にみえる」と絶賛していた。


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■視聴者の評判は?

放送中から、演者の狂気的な芝居と二転三転する展開に「怖かった」「面白かった」との意見がツイッター上に溢れていた。

なかでも副音声は特に好評のようだ。

https://twitter.com/nicetoberei/status/837674345312890880

『あまちゃん』のあまロス以降、話題のドラマが終わると喪失感にさいなまれる視聴者は増えている。

『奪い愛、冬』も多くの視聴者を夢中にさせた作品だけに、昨年の『逃げるが恥だが役に立つ』の「逃げ恥ロス」に続き、「奪冬ロス」が起きるのは間違いないだろう。

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(文/しらべぇ編集部・サバマサシ

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サバマサシ

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