元清掃員が語る ホテルの部屋はきれいして帰るべきなのか
「立つ鳥跡を濁さず」との言葉があるが、これはホテルの部屋にも当てはまる。
しらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,400名に「ホテルの利用について」の調査を実施。
「チェックアウトをするときに、部屋をきれいにしてから出る」と答えたのは、60.4%と高い結果になった。
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■男女ともに部屋をきれいにしてチェックアウト
男女別では、次のような結果に。
男性よりも女性のほうが多い割合だが、どちらも半数を超えている。ホテルの部屋をきれいにしてから出るのは、男女ともに共通した認識のようだ。
「あまりに汚いと、清掃に入った人に申し訳ないかなと思うので」(20代・男性)
「『あの人、部屋を散らかしたまま帰った』と、思われるのが嫌だから」(30代・女性)
■清掃員の気持ちを考えると…
年代が上がるほどに、部屋をきれいにする人が増えている。
やはり年を重ねると、清掃の意識が高まるのだろうか。
「昔、ホテルではないけど清掃のバイトをしていたことがあるんです。それから清掃の仕事の大変さを知り、できるだけ手間がないように片付けてチェックアウトをします」(40代・男性)
また主婦になると、家事の目線で見ている。
「家の掃除でも大変なのに、毎日何室も短時間でやるのはすごいこと。そう考えると、きれいに使おうって思う」(40代・女性)
■元ハウスキーパーはあまり気にせず?
以前ホテルにてハウスキーパーとして勤務していた30代の女性は、当時を振り返り次のように語る。
「私たちが清掃をするので、ゴミが散乱しているなどのひどい状態でなければ気になりません。ただホテルの部屋には忘れ物が多く、整えることで確認になると思うので、続けてもらえればホテル側も助かるでしょう」
清掃員はそこまで気にしないようだが、汚いままだと自分で許せない人も多そうだ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・ニャック)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2017年1月20日~2017年1月22日
対象:全国20代~60代の男女1,400名 (有効回答数)
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