「違法賭博」報道の清水良太郎が舞台を降板 弁護士の見解は… 

10日発売の写真週刊誌『FRIDAY』が、俳優の遠藤要とタレントの清水良太郎の「違法賭博」疑惑を報じた。

両名の事務所は、「初回入店の際は違法性がないことを確認して遊び、2回目に賭博行為を持ちかけられたため帰った」と賭博には関与していないむねを発表。

また、遠藤の事務所は謹慎処分を発表し、清水については父親でタレントの清水アキラが謝罪した。


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■清水の公演は中止・降板に

ACTシアター

刑事事件には発展していないとはいえ、騒動の余波は拡がっている。清水は、3月26日から赤坂ACTシアターで開演するミュージカル『花・虞美人』を降板。公式サイトのキャスト一覧からも、すでに名前が外された。

また、2月14日に都内有名ホテルで予定されていたディナーショーなどは中止となり、ホテルのサイトにも「こちらの公演は中止となりました」と掲示されている。

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■違法性について弁護士に聞いた

しらべぇ取材班は、芸能事件にくわしいレイ法律事務所・代表弁護士の佐藤大和先生に話を聞いた。

佐藤大和


佐藤弁護士:法律上、偶然の事情に関して財物を賭け、勝敗を争う賭博行為については、賭博罪として禁止されています。そして、違反した場合、50万円以下の罰金または科料となります。今回、遠藤さんと清水さんは、事務所の発表では、違法賭博店とは知らなかったとしています。


仮に知らないで入店し、何もしていなければ罪になりません。もっとも、チップに換金し、賭けていた場合には、賭博罪が成立するでしょう。その場合、初犯であれば不起訴もありえますが、罰金になった場合でも10万円程度だと思います。


しかし芸能人の場合、たとえ違法賭博店とは知らなかったとしても、タレントとしての「イメージ」に大きな影響を与えるでしょう。芸能人は、イメージで仕事をしている側面が大きく、それを期待されて番組に起用されたり、ドラマや映画、CMなどに出演する。そのイメージが一度毀損されてしまうと、回復はなかなか困難と言えます。


そのため、今回の一件が遠藤さんと清水さんに与えた影響は、決して小さいとは言えません。今後しばらくは、CMなどへの起用はかなり難しくなるでしょう。


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(取材・文/しらべぇ編集部・タカハシマコト 取材協力/レイ法律事務所佐藤大和弁護士

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タカハシマコト

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