今は存在しない地図記号「◎の中に☆」を80年前の宇都宮で発見

どうも、地図地理芸人の火災報知器の小林です。

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地図の中にある地図記号は、それをみれば何があるのか一目瞭然にわかってしまう、とても便利な記号です。

しかし、年を重ねるごとになくなってしまった地図記号もあるのです。今回は、なくなったなかでもすてきな地図記号を紹介します。


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■なくなった地図記号

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これは今から80年以上前。昭和5年の宇都宮、20万分の1の地勢図です。

この年は第1回FIFAワールドカップが行われた年で、太平洋戦争開戦のおよそ10年前。それだけ古い地図だと、そこには「師團司令部」「旅團司令部」「要塞司令部」なんて地図記号があるのです。

もちろんこの地図記号は現在ではなくなっているのですが、この時代では明記されていました。

「◎の中に☆」「〇の中に☆」やはり司令部だけあってかっこいい。しかし、司令部なんてそう簡単にはないと思っていると…

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■宇都宮に司令部があった

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あった! 宇都宮駅前にポコポコって見つかりました。

調べてみるとこの場所には第14師団と呼ばれる師団の司令部が実際にあったみたいです。現在は戸祭町付近が司令部のあった場所とされます。

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ここで疑問に思ってしまうのが「こんなの地図に記載したら敵にばれたときに大変なじゃないの?」ということです。

そう気づいた日本軍はわざとフェイクの司令部地図記号を書いたりして相手をかく乱していたらしいです。でもこれは本当にあった司令部!

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「大日本帝国 陸地測量部」と押されているように地図は軍の情報として非常に重要なものでした。

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今の地図にはない風合いや風格が昔の地図にはありますね。かっこいい!

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(文/小林知之・火災報知器

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Sirabee編集部

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