泡盛飲み比べ!日本一の度数を誇る「どなん」にも挑戦

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沖縄料理に欠かせないお酒といえば、「泡盛」。

ゴーヤチャンプルーや沖縄そば、にんじんしりしりなど定番の食事にも相性バツグンで、一般的に30度前後の度数のものが多い。

無類の酒好きとして、数多くの泡盛を飲み比べてみたい…。そんな記者の願望が叶えられる店が、沖縄県にあると聞き、さっそく取材へ。


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■恩納村にある

沖縄本島のほぼ中央部に位置する恩納村にある「うら庭」。

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取材当日は1月中旬だが、亜熱帯地方特有のじんわりとした温かさを夜にも感じることができて、絶好の泡盛日和。

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「創作鉄板焼き料理」をメインとする飲食店で、ラストオーダー直前まで多くの人で賑わう人気店だ。

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①25度の泡盛

飲みはじめには、お店の人オススメの「龍 三年古酒25度」にトライ。

金武大川の湧き水を仕込みに使い、鍾乳洞の内部を一定の温度(18度)に保って熟成されている泡盛である。

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「龍神信仰」の発祥地として、人々が祈りを捧げた拝所がある環境のなかで、出荷される時期を待って寝かせる酒。

なんだかロマンがある。

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飲みはじめはマイルドな口当たりだが、やや独特の風味を感じる。ふくらみのある甘さを感じ、泡盛初心者にもオススメだ。


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②43度の泡盛

「北谷長老」は、南陽紹弘禅師という人々に愛されたお坊さんの愛称から、酒の名前を付けたという。

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お店の人によると、泡盛に飲みなれた人にオススメらしい。

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上品な香りと、深くコクのある甘み。喉越しを感じた後は、しばらく余韻が楽しめてオトナのキレを感じる。


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③60度の泡盛(酒税法上はスピリッツに分類)

いよいよ、日本で一番度数の高い「どなん花酒60度」に挑戦。

その度数の高さから、火を近づければ炎があがると言われており、超上級者向けである。

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香りを確認するために顔に近づけると、それだけで強い香りとアルコールに目がシパシパする。

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小指の先につけて舐めたところ、一気に湧き上がる強烈な辛さと濃厚さに、身体が衝撃をうける。

蒸留したばかりの時は70度~80度近くの度数だが、それから60度まで下がり、香りや味の一番濃厚なところだけを集めた製法をするそうだ。

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酒好きの記者も、この「本気の泡盛」にはかなわず、お店の方からのアドバイスで氷を混ぜて舐め舐めしたのみ。

パンチのあるテイストながら、まるみを帯びた濃厚さをわずかに感じて、一気に南国モードになれたことは間違いない。

何度でも言うが、確実に、超上級者向けだ。

ひとくちに「泡盛」といっても、それぞれ個性がまったく異なり味わい深い。気になる方は、ぜひ現地で味わってみては?

【うら庭】
住所:沖縄県国頭郡恩納村字冨着256
営業時間:18:00~24:00(ラストオーダー23:00)

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(文/しらべぇ編集部・大木亜希子

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Sirabee編集部

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