意識高い系の黒歴史は恥だが役に立つ?高収入ほど多い理由とは
大きなことを口にしながら中身が伴わない人は、「意識高い系」とも揶揄される。ただ昔の自分を振り返ると、該当する部分がある人も少なくないだろう。
そこでしらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,365名を対象に「意識高い系について」の調査を実施。「あの頃『意識高い系』だったなと思う時期がある」と答えたのは、全体で27.4%だった。
■意識高い系時代は黒歴史
「かつて意識高い系だった」と答えた30代男性は、その当時を黒歴史だという。
「最初は自分の実力不足を補うために、ビジネス本や自己啓発本を読み漁っていた。そのうちに知識がある気になって、痛い発言をたくさんするように。お気に入りの本を人に勧めてたし、鬱陶しいやつだったと思う」
意識高い系は、どんな部分が鼻につくのか。さきほどの30代男性は、自分を振り返り次のように語る。
「中途半端な知識がつくのに、行動が伴わないから面倒。聞きかじったことを挑戦したいけど、会社が旧体質だからできないと批判する。でも、それ以上の努力はしない」
さらに彼は、次のように続けた。
「本当にやりたいことがあるなら、独立したり自分の意見が通りやすいスタートアップ企業に転職したりすればいいのに。結局は会社のブランドを外すと自分にはなにもないと、心の奥ではわかっていたんでしょう」
■高収入ほど過去には意識高い系だった?
収入別で見ると、年収1,000万円を超える人では半数近くの人と多い割合になっている。
高収入を得る地位になるには、本当に意識が高いくないと無理である。謙遜をしているだけかもしれない。
「意識高い系だった頃は恥ずかしい過去だけど、あの頃にたくさんの本を読んで得た知識や多くの人に会った経験は役立っていると思う」(40代女性)
批判的な意味合いが強い「意識高い系」だが、そんな時期があったからこそ成功をしている人もいる。思いを行動につなげることが、脱却の鍵になりそうだ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・ニャック)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年12月16日~2016年12月19日
対象:全国20代~60代の男女1,365名 (有効回答数)
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