漏らしても安心!?ホラーゲーム向け「おむつ」をメーカーが開発
2017/01/09 10:00
クラウドファンディングサイトには、じつに様々な珍品が出展される。
それは日本では道交法違反になってしまう乗り物だったり、自宅でビールを製造できるマシンだったりと、とにかく「何でもあり」にふさわしいラインナップだ。
だが普段からクラウドファンディング製品をチェックしているテクノロジージャーナリストさえ、「なぜこんなものが?」と首をひねってしまうものも時折登場する。
■ちびっても大丈夫!
『Outlast』というホラーゲームがある。これは襲いかかるアンデッドから逃げつつ、ナイトビジョン機能付きハンディカムでその様子を撮影する内容だ。
この度、続編となる『Outlast2』が開発されるにあたり、メーカーのRed Barrelsが驚くべき付属製品を発表した。それは「ゲーム専用オムツ」。
どうやら前作のプレイヤーの中から「やってる途中に恐怖でちびる」という声があったらしく、その要望(?)を受けてゲームと同時開発されたそう。
『Underscares』と名付けられたこのオムツ、先日までクラウドファンディングサイト『Kickstarter』での資金調達プロジェクトを実施していた。
■ウケ狙いは承知の上
「人間、突然の出来事に対して漏らしてしまうのは自然の現象である」
そのような謳い文句で、Underscaresは目標金額4万カナダドル(約350万円)のプロジェクトを開始。
ゲームそのものの宣伝を兼ねていることは明白だが、それでも世界のテクノロジーメディアはこれを大きく取り上げた。
だが実際の調達金額は、目標額の約半分に留まってしまう。この結果を敢えてポジティブに捉えることもできるかもしれないが、やはり大半のユーザーは「ウケ狙い」と見なしていたようだ。
■小でも大でもノープロブレム
だがいくらUnderscaresがウケ狙いだからといって、開発陣は決して手抜きをしていたわけではない。カラーボールを銃で撃ち出し、それを受け止める製品テストも行っている。
これならば小はおろか、大も漏らさずキャッチできるだろう。また、上位版製品の『Deluxe』にはドリンクポケットやライトが付いている。
Kickstarterでのプロジェクトは結果的に失敗したとはいえ、ゲーム以外の用途でも活用できるかもしれない。
もちろん、「どんな人間が買うんだ?」という邪推は無用である。
・合わせて読みたい→部屋がお化け屋敷に! VR装置でプレイするホラーゲームがヤバい
(取材・文/しらべぇ編集部・澤田真一)
・合わせて読みたい→ヒカキン、2年前の発言が「予言者」と話題 任天堂ゲームにまさかの…