安くて便利な100円ショップ 余計なモノまで買うのを楽しむ人も
2016/12/11 06:30
食品や文房具、食器、PC周辺機器ほか、日用品の大概のものが税別100円で買える100円ショップ――通称・100均。安くてバリエーション豊かな品揃えは、日本人のみならず、外国人観光客にも人気だ。
その一方で、値ごろ感からついつい余計なモノまで買ってしまった…という経験はないだろうか。
しらべぇ編集部では、全国の20~60代の男女1,362名を対象に、「100均で余計なモノを買ってしまった経験」について調査した。
■半数近くが「買ってしまった」
全体としては48.1%の人が、「100均で余計なモノを買ってしまったことがある」と回答。
半数近い人が、「ついで買い」ならぬ「ついつい買い」をしていることがわかった。この結果を性別・年齢ごとに見てみると
全ての年代で男性よりも女性の方が高い数値となり、女性に関しては20代を除き、どの年代でも半数を超えた。特に目立つのは40代女性の68.1%で、最も低い20代男性の30.1%とは、倍以上の開きが出ている。
細々とした日用品を購入する機会が多く、100均自体に訪れる頻度も高いと思われる女性の方が、やはり「余計なモノを買ってしまった」となりがちなようだ。
■前向きに「余計なモノ」を買っている人も
こうした買い物に対して、どう感じているのか聞いてみた。
「やっぱり安いので、ついつい買っちゃいますね。使うかどうか微妙なモノもありますが、1つで足りるところをつい2個買いしちゃうとか。
スーパーのチラシを見て1円単位で節約しているくせに、どうして100均だと財布のひもが緩んでしまうのか…本当に不思議です」(40代・女性)
無駄遣いをやや後悔している人がいる一方で、前向きに「余計買い」を考えている人もいる。
「買い物って、ストレス解消になるじゃないですか。洋服とかを衝動買いするのに比べて、100均で『買ったったぜ!』ってくらいカゴをいっぱいにしても、それほど財布も痛まない。
それに意外と『あれ? これなんで欲しいと思ったんだっけ?』と思うようなものが、使ってみると良いときもあって、悪くないですよ」(30代・男性)
「かわいいマスキングテープとか、ちょっとした収納用品とか、小物の類も多いですが、プチプラコスメを突き詰めていく中で、100均コスメにもハマっています。つけてみて“合わないな”と思っても、100円ならあきらめもつきやすいし。
それにイマドキは案外、質もそこそこいい物もあります。コスメフリークの人の中には、『つけまつ毛は、100均のものが最強』と言う人もいたりして…。何より冒険できるのが、いいですよね」(20代・女性)
これから年末にかけて、クリスマスの飾りや大掃除用のグッズ類など、100均でまとめ買いをする機会も増える季節。
「余計なモノを買ってしまった」と気に病むよりも、手に入れたものを積極的に楽しむことをお勧めしたい。
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(取材・文/しらべぇ編集部・くはたみほ)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年11月25日~2016年11月28日
対象:全国20代~60代の男女1,362名(有効回答数)
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