ブームになるか!?今年のブレイクダンスは日本人がすごい
2016/12/11 18:00
東京を中心にヒップホップ文化、主にラップに注目が集まっている中、同じヒップホップカルチャーであるストリートダンスも盛り上がりを見せている。
というのも、名だたるブレイクダンスの世界大会で日本人が優勝をかっさらっているからだ。
「日本人×ストリートダンス」というイメージは、なかなか結びつかないかもしれないが、じつはそのスキルは世界トップレベル。
そこでどれほど活躍しているのか、今年日本人が優勝した大会を紹介しよう。
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①Battle Of The Year
Winner:THE FLOORRIORZ
毎年10月にドイツ・ブラウンシュヴァイクで開催されるブレイクダンス世界大会「Battle Of The Year 2016 World Final」。
世界各地で予選が行われ、そこで優勝した各国の代表チームが「ダンスショーケース」を行い、上位4チームによってダンスバトルが行われる。
ダンスの大会としては最大規模であり、会場のフォルクスワーゲンホールは約1万人もの観客を収容が可能。
そして今年はTHE FLOORRIORZが優勝。彼らは昨年、日本代表チーム初となる優勝を果たし、ディフェンディングチャンピオンとして出場。
今回は、セミファイナルで日本予選を勝ち抜いたBody Carnivalと激突、決勝戦ではフランスのチームMELTING FORCEを下した。
1991年、1992年のBATTLE SQUAD(ドイツ)と2011年、2012年のVagabonds(フランス)以来、3チーム目の二連覇達成となった。
また、BGIRL 2on2バトルでは「Ayu&Ami」が優勝し、日本代表チームがなんと8連覇を達成した。
②FREESTYLE SESSION
Winner:FOUNDNATION
ロサンゼルスにて開催されているバトルイベント「Freestyle Session 2016 World Final」にて
FOUNDNATIONのメンバーであるWINGZERO・ISSEI・RYO-FLOWの三人が優勝した。
③Red Bull BC One
Winner:ISSEI
Red Bull BC One は2004年から行われている、1ON1で世界最強のソロB-Boyを決定するブレイクダンスの世界大会。
世界中のB-boy達に「勝つ事よりも、出場するだけで名誉なこと」と賞賛されるほどの、世界でも大変水準の高い大会である。
そして先日の12月3日に名古屋で開催されたWorld FinalsにおいてFREESTYLE SESSIONも優勝したISSEIが見事優勝。日本人初のRed Bull BC One覇者となった。
この大会は公式サイトから期間限定で全編映像が視聴できる。
風営法などの影響で、まだまだ理解されがたいダンスシーンだが、日本人が世界で活躍しているというのはとても誇らしい気持ちになる。
一般的に思われている海外ダンサーのほうがすごそうというイメージを払拭してもらいたいものだ。
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(文/しらべぇ編集部・吉尾峻)
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