歯医者嫌いが原因?1年以上行かない人は4割も
2016/11/28 12:00
虫歯の治療などで行く歯医者。最近では、虫歯の自覚といった不具合を感じなくても、予防や検診のために行く人も少なくないだろう。
そこでしらべぇでは、全国20代〜60代の男女1,387名に対し、「歯医者に1年以上行っていない」という人の割合を調査してみた。
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■男女比では10ポイント以上の差
全体の割合で見てみると、歯医者に1年以上行っていないという人は39.2%だったが、男女比を比べてみると、女性が32.1%だったのに対し、男性は46.3%と14ポイントも高い結果に。
女性は化粧やヘアセットなどをすることによって、顔周りのメンテナンスについて気遣いをする傾向が高いことで、歯にも同様の意識が向けられていると考えられる。
「芸能人は歯が命」というキャッチフレーズがあったこともあり、女性は男性より、歯が人に与える印象は大事だと考える人が多いのかもしれない。
■アニメ好きは半数も
特徴別で見てみると、アニメが好きだと答えた人で、歯医者に1年以上行っていない人は5割。
なんと、アニメ好きな人の半数以上が、歯医者に1年以上行っていないという結果に。現実世界から離れ、アニメという二次元に熱中していれば、歯に対する意識が減ることは否めないだろう。
■放置すると恐ろしい事態に
虫歯の自覚があるにも関わらず、歯医者に行っていないという人に伝えたいのは、放置すると大変な事態になるということだ。
実際、虫歯の自覚があるのに放置していたという30代男性に話を聞いてみると…
「一時期、親知らずが虫歯になって痛みが激しい時があったんですが、仕事の都合で忙しく、歯医者に行けなかったですよ。少ししたら痛みも和らいできたので、いいかな…と思って。そのまま放置しちゃったんですが、あとで扁桃腺まで腫れて、1週間入院するという事態になりました」(30代・女性)
仕事が忙しいからと虫歯を放置した結果、逆に会社に迷惑をかけてしまうという事態になったそうだ。
以前しらべぇが調査した「【医師が忠告】「親知らずは放置NG!」妊娠・出産にも影響…」でも明らかになったのは、親知らずの放置は妊娠や出産にも影響するということだ。
「親知らずを放置する女性は半数近く!身体にあらわれる危険な異変とは…」でも、細菌の感染により死に至るケースもあるそう。
一度虫歯で歯医者に行くと、何度か通うことも多く、仕事が忙しい人にとっては次回の予約をとるのも一苦労だろう。しかし、虫歯が勝手に治ることはない。
面倒臭がらず、大事になる前に歯医者へ行こう。
(取材・文/しらべぇ編集部・山吹彩野)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年10月21日~2016年10月24日
対象:全国20代~60代の男女1387名(有効回答数)
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