【大相撲九州場所】快進撃を続ける新入幕・石浦って誰?

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(画像は日本相撲協会公式サイトのスクリーンショット)

大相撲九州場所は、やはり混戦模様だ。

白鵬はもはや「絶対君主」ではなく、すでに優勝戦線から遠ざかりつつある。これからの土俵は、まさに群雄割拠の時代に突入するだろう。

その中で、ある平幕力士が脚光を浴びている。12日目終了の時点でまだ2敗しかしていないその関取は幕内最軽量、しかも新入幕。

石浦という力士の名は、我々視聴者の心にしっかりと刻まれた。


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■「変わり種」の力士

石浦は、日本大学出身のアマチュア力士であったが決してエリートではない。

ここで言う「エリート」とは、いわゆるアマチュア横綱のタイトルを手にした者のこと。条件を満たせば、当初から幕下付出の資格を得ることができる。だが石浦の場合はそれがなく、前相撲からのスタートだった。

日本大学卒業後はオーストラリアに語学留学していたというから、風変わりな経歴の持ち主でもある。

石浦は横綱白鵬の内弟子として、宮城野部屋に入門。つまり石浦は、白鵬の付き人だったのだ。だから画面端ではあるが、メディアへの露出も多かった。

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■「大型化」の流れの中で

石浦は「幕内最軽量」としても有名だ。

173cm114kgという数字は、角界においては「低い」上に「軽い」。だが、もちろんながら肩から上腕にかけての筋肉、そして足腰は充分に鍛えられている。他の関取と比較しても、大腿の太さは引けを取らない。

今場所の取り組みを見ていると、自重を支えきれずにあっけなく膝を落としてしまう関取が散見される。解説陣も計画性のない増量に対して苦言を呈するようになった。力士の大型化は今も進行しているが、それに対して警鐘を鳴らす医師も存在する。

そういう意味でも、石浦の取り組みは「より進化した相撲」である可能性が高いのだ。


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■注目の平幕力士

今場所は関脇・小結陣の星が思いのほか伸びず、それが平幕に波及する形となったようだ。

石浦以外の注目力士といえば、熊本県宇土市出身の正代。12日目終了の時点で9勝3敗。熊本地震で大きな被害を出した地元を元気づけるのには、充分な成績だ。あの地震の際、正代の家族は車中泊を余儀なくされたという。

また、八百長問題で相撲協会を離れていたことがある蒼国来も今場所好調だ。優勝戦線から離脱したとはいえ、今現在は8勝4敗という成績である。このまま二桁の大勝ちへ突き進むのだろうか。

今年の九州場所は、意外性に富んだ展開が繰り広げられている。

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(取材・文/しらべぇ編集部・澤田真一

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Sirabee編集部

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