和田アキ子も続くべき?細川たかしの『紅白歌合戦』卒業宣言

(画像は細川たかし音楽事務所のスクリーンショット)
(画像は細川たかし音楽事務所のスクリーンショット)

今年の『NHK紅白歌合戦』に選ばれなかった、歌手の細川たかし。以前より出場を辞退し、同番組から卒業する意思を示していた。

最後の花道として出演することもできたはずだが、「世代交代も必要」として身を引くという。「心のこりはもうない」ようだ。


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■39回出場していた

細川たかしは民謡で鍛えた声量を活かした歌唱力を引っさげ、1975年に「心のこり」でデビュー。「私バカよね、おバカさんよね」という強烈な歌詞もあり、大ヒットを飛ばす。

同年の『NHK紅白歌合戦』に初出場すると、「北酒場」、「浪花節だよ人生は」などヒット曲に恵まれ人気歌手の仲間入り。紅白でも大トリを務めるなど32年連続出場し、年末の顔に。

2007年に不祥事が発覚し連続記録は途切れたものの2009年から再び選ばれるようになり、これまで39回出場。大物としての地位を確立していた。

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■辞退の理由は世代交代

大物歌手である細川たかしが決断に踏み切った理由は、世代交代の必要性を感じたため。紅白出場は歌手のステータスで最大の夢だが、枠が限られているため、古い世代はそのイスを譲るべきだと感じたそう。

また、北島三郎や森進一が相次いで卒業したことも追い風に。潔い決断だが、紅白の顔となっていただけに惜しむ声が多い。

https://twitter.com/YUYA_AE86TRUENO/status/800726694306844672

一方で昨年まで「出られるまで出たい」と語っていたため、選考に漏れ引退としたのではないかとの説もあった。

しかしどのような経緯であれ、今後出場の可能性が残されていたにもかかわらず後進にイスを譲る精神は潔いものといえる。


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■和田アキ子も引退か

重鎮が次々と卒業する中、動向が注目されているのが和田アキ子だ。世代交代の流れからついに今年選考から漏れて出場しないことになり、物議を醸した。

落選理由が「世代交代」であるだけに、細川と同じように引退宣言すべきなのではないかとの声も出ている。一方で、来年以降選出される可能性もゼロではないことから「宣言する必要はない」との意見も。


しかしワンパターンを打破するためには、長年出場している歌手を刷新するのは常套手段。ちなみに年末年始のテレビ番組が単調と感じている人は、中高年に多いことがわかっている。

年末年始テレビ2

年齢を重ねるほど長年出場し続けている歌手に愛着を持つのは当然だが、「もういいのでは」と考えている人が多いのも事実。

今後も新しい歌手や出演が途絶えている歌手を登場させたほうが盛り上がることが予想されるだけに、出場回数の多いベテランは細川のように後進に道を譲るべきかもしれない。

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(取材・文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo
調査期間:2015年11月20日~2015年11月24日
対象:全国20代~60代の男女1,371名

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佐藤 俊治

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