九州人が他県にないのを知るとビビる『鶏めしおにぎり』が衝撃的美味さ
鮭に昆布、いくらなど、国民的日本食『おにぎり』には、さまざまな具がある。
ほかにも東北地方を中心とした『焼きみそおにぎり』など、ご当地おにぎりと呼ばれる絶品おにぎりまで、おにぎりの世界は非常に奥が深い。
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■さまざまなご当地おにぎり
ご当地おにぎりはあまりに美味しすぎて地元に馴染みすぎているため、現地の人が他県にないことを知ると驚く人が多いが、九州地方にもそんなおにぎりは存在する。
そのおにぎりとは『鶏めしおにぎり』。大分県大分市南部の吉野地区に伝わる郷土料理で、昔は猟師のもてなし料理として食べられていた料理だ。
それが現在は、九州地区のファミリーマートなどのコンビニでも売られるほど、全域に広がって多くの九州人たちにも食べられるようになった。
■吉野鶏めし保存会
そんな鶏めしの発祥である吉野地区で、鶏めしおにぎりの普及に力を入れているのが「吉野鶏めし保存会」。
ここではおにぎりや鶏めしの具の販売も行っている。
ドアにあるインターホンを鳴らして、おにぎりと具を購入。
2個で210円とリーズナブルなのに、ボリューム満点だ。
たれがしっかりとご飯に混ざっているのに、甘すぎないのでペロッといけてしまう。
ごぼうのシャキシャキ感とジューシーな鶏肉は、柴田恭兵と舘ひろしのような究極の名コンビである。
■九州以外でも売ってほしい
この『鶏めしおにぎり』、人によっては九州地方以外ではあまり売られていないことを言うとビックリしてしまうそうだが、確かに東京のコンビニで売っている鶏めしといえば『鳥五目』がほとんど。
しかし、美味しさだけで言えば鳥五目よりもこちらのほうが圧倒的に美味しい。他の地方でも売っているお店がなくはないものの、できればスーパーなど簡単に手に入るところでも売ってほしい…。
ちなみにお土産として買った鶏めしおにぎりの具を使って作ってみたところ、ほぼ同じ味わいの鶏めしを作ることができた。
作り方も炊きたてご飯に温めた具を混ぜるだけと簡単なので、こちらもおススメだ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・熊田熊男)
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