二世帯住宅NGの人のうち5割以上が「冬の定番料理が嫌い」と判明
2016/11/09 19:00
未婚の人は年齢を重ねるごとに、「いつ結婚するのか?」と聞かれるものだが、いざ結婚になると話題にあがりそうなのが、「親との同居」だ。
そこでしらべぇ編集部では、全国20〜60代の未婚男女619名を対象に「二世帯住宅には住みたくないほうだ」という人の割合を調査してみた。
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■男女で圧倒的な差
男女別で見てみると、「二世帯住宅には住みたくない」と答えた男性が29.5%だったのに対し、女性は45.7%と半数近い結果となった。
結婚=旦那の実家に嫁ぐというイメージがまだまだ強いせいか、二世帯住宅というと、義実家同居による「嫁姑問題」を想像させることも、この結果につながっているのかもしれない。
実際に、嫁姑問題で悩んだことがあるという30代女性に話を聞いてみると…
「旦那は自覚のないマザコンで、旦那の母親も息子が大好き。姑はことあるごとに『一緒に住もう』と言っていたんですよ。
そしたら、旦那がある日突然、私に相談もなしに『地方公務員の試験を受ける』って、実家のある場所の公務員試験を受けたんです。結果受かって、一緒に住むハメに…本当最悪です」(30代女性)
この女性は、今でも苦悩しながら二世帯住宅で住んでいるようだが、子供ができたらなおさら離れられなくなってしまいそうだ。
一方で、心温まる二世帯同居の話も50代女性に聞くことができた。
「娘夫婦が、新居を買おうか迷っていた時に、突然娘の旦那が『二世帯住宅とかってどうですか?』と言ってくれたんです。それは娘も寝耳に水だったみたいで、ふたりして驚いたんですが、驚くことがもうひとつ。
もうひとり、一番下の娘の彼氏までもが、『将来、二世帯同居とかもいいんじゃない? むしろ俺はいいよ』と話してくれていたようで。本当にありがたいなと、嬉しく思いました」(50代女性)
男性が嫁実家に同居する「マスオさん」状態の場合、嫁姑問題のようなわずらわしい話にはならないようで、二世帯同居への敷居は低いようだ。
■二世帯で住みたくない人は鍋料理も嫌い
特徴別で見てみると、「鍋料理が嫌いだ」と答えた人の51.6%が、二世帯住宅には住みたくないと回答した。
寒くなると、お腹を満たしてくれるのと同時に、体を温めてくれる鍋料理は、人と人との距離を縮めるメニューのひとつというイメージ。
しかし「鍋奉行問題」や「誰が何を取ったか?」「直箸のOK・NG」など、気を使わなくてはならない点にわずらわしさを感じている人も存在する。
また家庭料理の定番だけに、共に鍋を囲む相手が「嫁の粗探しをする、舅や姑」だった場合は、必ずしも“心まで温かくしてくれる料理”とは、言えないのかもしれない。
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(取材・文/しらべぇ編集部・山吹彩野)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年10月21日~2016年10月24日
対象:全国20代~60代の未婚男女619名(有効回答数)
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