タバコが1箱1000円に? 喫煙者「やめざるをえない」と悲しみの声
2020年の東京五輪・パラリンピックに向けた受動喫煙防止対策として、タバコ税を増税、1箱1,000円以上の価格設定にする動きが活発化している。
以前より世界保健機構(WHO)は、タバコによる健康被害の防止を主題として、少なくとも、タバコ税を販売価格の75%相当にするよう国際的に提言。
受動喫煙防止議員連盟会長の山東昭子元参院副議長は2015年9月にはタバコ税引き上げを求める要望書取りまとめるなど、積極的にタバコ税の増税を推進してきた。
東京五輪を前に、ついに実現に向けて大きな一歩を踏み出した形だ。
■ツイッターには怒りのつぶやきも
喫煙者・非喫煙者にとってタバコ税の増税に関する動きは大きな注目を集めている。ツイッターでもさまざまな意見が飛び交っていた。
https://twitter.com/Tatsuya_loco/status/791109121537740804
https://twitter.com/y1u2u3k0i/status/791049367796842496
https://twitter.com/0dake/status/790918484565700609
https://twitter.com/kainohito/status/790867370176679936
https://twitter.com/164203/status/790919020824231936
副流煙による周囲への健康被害、匂いに対する不快感、歩きタバコのような喫煙マナーを守らない存在などにより、ただでさえ喫煙者の肩身は狭い。
さらに税金が高くなることに悲鳴にも近い喫煙者のつぶやきが溢れていた。
■喫煙者の意見は?
しらべぇ取材班は喫煙者に「タバコが1箱1,000円になったらどうするか?」を尋ねてみた。
「やめられないから、1週間で1箱になるよう節約する」(20代女性)
「1,000円になっても変わらず吸う。貴族のし好品みたいに」(30代男性)
「関係ない。周囲に見せびらかして吸い続ける」(30代男性)
「本数は減らすかもしれないけどやめられないと思う」(30代女性)
たとえ1,000円になろうと吸い続ける喫煙者も多いが…
「いい機会なのでやめる。1,000円は結構な痛手」(30代男性)
「こづかい制なので1,000円は厳しすぎる。やめざるをえない」(30代男性)
「1,000円になったらさすがに吸わない」(40代女性)
個人の環境によっては、タバコをやめるしかないとの意見も少なくなかった。
タバコ1箱1,000円以上が現実味を帯びてきたことで、喫煙者には大きな決断が迫られている。しかし、喫煙者がゼロになることはないだろう。
もし増税されれば、ただ喫煙者を圧迫するのではなく、喫煙者と非喫煙者、どちらも納得できる環境づくりに税金を活かしてもらいたい。
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(取材・文/しらべぇ編集部・サバマサシ)
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