給食の余りを持ち帰った教師の処分に物議!厳しすぎるとの声も
■病弱な自分の子供に与えていた?
この女性は今年4月から7月まで生徒が残した牛乳やパンをバッグに入れ、自宅に持ち帰り自身の子に与えていた。動機は「給食は安全なので病弱な子供に食べさせたかった」からだそう。
栄養のバランスを考えて日々出される給食だが、全員の口にあうとは限らない。しらべぇ編集部の調査でも「給食で食べてトラウマになったものがある人」は各世代で1割から2割程度いる。
残った牛乳やパンをみれば「もったいない」と思うのは当然で、「どうせ捨てるのなら持って帰ろう」と考えても不思議ではない。病弱な子供を持っていれば、なおさらだ。
しかし女性は持ち帰ることを念頭に「生徒に飲む練習をさせる」との名目で、余計に牛乳を発注していた模様。
これは「教師としてあるまじき行為」とする考えが多く、釈明についても信用できるものなのかは疑問が残る。
教育委員会はそのことを考慮し、処分に踏み切ったようだ。なお女性教諭は持ち帰った分の代金は6200円は既に弁償している。
■処分について意見が割れる
ネットでは「どうせ捨てるなら持って帰っても問題ない」「注意くらいでとどめておくべき」と疑問の声がある。
一方、「多く発注していたことは問題で処分は妥当」「どんな理由があろうと持ち帰るのは横領」との声もあり、意見が割れている。
https://twitter.com/s_doll_71/status/791124134323511297
https://twitter.com/aaaiiichonnn/status/791025633354625024
今回のケースでは教諭が過剰に牛乳を発注していた疑いがあるため処分を妥当との考えもあるが、「あまった給食を持ち帰る」ことについては、「廃棄するよりいいのではないか」との声が根強い。
食べ残されたパンや牛乳を捨てるのではなく、有効利用できるような取り組みがあればこのような事案はおきなかったのかもしれない。
給食に限らず貴重な食料を廃棄せずにすむようなシステムの構築が求められている。
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(取材・文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年3月28日~2016年3月22日
対象:全国20代~60代の男女1352名(有効回答数)
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