仕事とプライベートを分けろと思うなら残業を…若者の悲鳴
仕事とプライベートの線引きが、もはやなくなってしまうほど忙しい人も多い現代。仕事をしている人たちは、どう感じているのだろうか。
しらべぇ編集部では、「仕事とプライベートは分けるべき」と思うかの調査を実施。その結果、なんと75.3%もの人が分けるべきだと答えたのだ。
仕事にプライベートを持ち込むなとのことだろうか? それともプライベートでは仕事を忘れて、自分の時間を大切にしろとの意味だろうか?
■上司「仕事とプライベートは分けろ」、部下「プライベートがない」
年代別では、わかりやすい結果に。
年代が上がるほど、割合がどんどんと多くなっている。60代以上では、なんと9割もの人が仕事とプライベートを分けるべきだと考えているのだ。
ただ若手社員からすれば、上司が積極的にプライベートの時間をくれるかといえば疑問を持つ人も多い。
「仕事とプライベートを分けろと言われても、残業ばかりでプライベートの時間が少なすぎる。上司は残業ありきで仕事をしているから、僕らも帰りにくい」(30代男性)
「オンとオフは切り替えたい。会社から出たら、仕事モードから逃れたい。だから明日、出勤してから聞けばいいようなことで、電話をしてこないで欲しい」(40代女性)
彼らの意見をみると、上司は「仕事にプライベートを持ち込むな」との意味で答えた人が多いように思える。
■いい意味での公私混同はプラスに
仕事とプライベートは分けないでいいと考えている人は、次のように答えている。
「いい意味での公私混同は、仕事にもプライベートにもプラスになる。ただ、それができる会社は少ない」(30代女性)
「仕事のアイデアになりそうなことを思いついたら、いつでもメモを取るようにしている。プライベートを楽しんでたくさん吸収したほうが、それを仕事に還元できると思う」(30代男性)
このような考えは、スタートアップ企業で働く人に多くみられる。まずやっている仕事が好きでなければ、思えない気持ちだ。
また、プライベートの時間を奪わないで欲しいとの声も。
「プライベートを大切にしたいので、会社の飲み会を頻繁に開くのはやめて」(20代女性)
仕事とプライベートを分けろというなら、まずプライベートの時間を与える必要があるようだ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・ニャック)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年9月23日~2016年9月26日
対象:全国20代~60代有職者の男女644名 (有効回答数)
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