「冷房きいてるから夏休み短縮!」大阪市の決定に社会人は…
大阪市が11日、小学校の夏休みを従来の8月31日から1週間短縮し、25日までに統一することを発表。
これは冷房設備がすべての学校に行き渡ったことで、「夏でも授業ができる」と判断したものだ。ちなみに、一部小学校は既に短縮済だった。
生徒にとっては空調の整った部屋で勉強できることはこの上ない喜びだが、休みが減ってしまっては痛しかゆしかも。
■夏休みが長すぎるとの声も
全国的に学生の夏休みは7月中旬から8月31日までが一般的。北海道や東北では25日頃にあけ、その分厳しい寒さとなる冬休みが長くなっているが、それでも1ヶ月程度は休みだ。
普段忙しく働いている社会人や家事に追われる主婦にとってみれば、なにもせず家にずっといる子供をみて羨ましく、怒りたいような気分になるのでは。もちろん、自分も通ってきた道ではあるのだが。
しらべぇ編集部の調査によると、「夏休みが長すぎる」と感じている人は3割から4割存在し、関東以西の割合が高め。ちなみに、大阪府は34.9%だった。
あくまでも冷房設備が整っていることが条件だが、「クーラーがきいて暑くないのだから休みを減らそう」という動きは今後広がる可能性がある。
■様々な人に意見を聞いてみた
会社員、主婦など様々な人に今回の件について聞いてみた。
「冷房が整っているなら休みが減らされても仕方ないかなと。自分が小学生だったら、文句を言うと思いますけど…」(20代男性)
「ゆとり教育の反動のように思えます。学習指導要領の改定で授業時間の増加が必要になったことも原因みたいなので。
夏休みといっても塾に行ってる人間がほとんどだし、涼しいなら授業でいいんじゃないですかね。その分宿題は減るのだろうし」(30代女性)
これも時代の流れということだろうか。
・合わせて読みたい→学生の夏休みは長すぎる? 地域によって考えの違いが顕著に
(取材・文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年6月24日~2016年9月26日
対象:全国20代~60代の男女1358名(有効回答数)
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