ポケモンGOも!話を合わせるため興味もないのに好きなふり
「空気を読め」と言われ、周囲と合わせることを必要以上に求められる社会。興味の対象まで人に合わせなければいけないので、大変である。
しらべぇ編集部では、「人と話を合わせるため、好きでもないものに興味のあるふりをしたことがある」かの調査をおこなった。その結果は42.7%と、半数近くもの人が経験ありと回答。
■女性は人に合わせる力がないと生きにくい?
男女別では、明らかに女性のほうが多くなっている。
連帯感が強い女性の間では、ひとりだけ興味がないと取り残された感覚になる。また、流行についていけていないと思われるのが嫌な人もいるだろう。
「韓流ブームまっただ中の頃、周囲は韓流ドラマにハマっている子がたくさんいました。みんなで盛り上がって、ひとりだけ話についていけないことも。
仕方がないのでみんなから評判のいい作品をレンタルで観ましたが、私はハマれなくて…」(40代女性)
そんな彼女だが、最終話までなんとか視聴。観た感想を友達と共有するなどして、がんばって話題の中に入ったそうだ。
また、無理してやり出しだらハマった事例も。
「ポケモン世代ではないのですが、みんながやっているので『ポケモンGO』を開始。
そしたら見事にハマって、聖地で1日過ごすことも。周りは飽きて辞めていってますが、私はまだまだ続けそうです」(40代女性)
■いじめの原因は同調圧力か?
他人をいじめたことがある人は、なんと6割と多い結果になっている。
いじめは集団がほとんどで、同調圧力に押されて加担するケースも。本当は嫌なのに、しないと自分がいじめられるかもと考えてしまうのだろう。
これを見ると、いじめはかなり複雑な構造になっている。多面的にとらえなければ、解決がむずかしい。
あまり周囲に合わせてばかりいると、自分の意思が押し殺されて疲れてしまう。自分の好きなものに、どっぷりとつかる日も必要だ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・ニャック)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年9月23日~2016年9月26日
対象:全国20代~60代の男女1,365名 (有効回答数)
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