検尿でおしっこが出ない経験をした人の割合は?対処法も紹介
病院で検尿をすると言われ、渡された紙コップ。手に持ってトイレに行くも、まったく出そうにない。こんな状況になるとトイレの中で焦ってしまい、さらにおしっこが出ない悪循環に。
しらべぇ編集部では、全国の検尿の経験がある男女1,084名に「検尿でおしっこが出なくて困ったことがある」かの調査をおこなった。
結果は、2割程度。少ないながらも、困った状況に陥った人はいるようだ。
■「前立腺肥大」と「過活動膀胱」が影響か?
性年代別でみると、男女それぞれの特色が現れる結果に。
女性は20代、男性は60代が、それぞれ多くなっている。年をとるほどトイレが近くなると言われるが、男性の場合にはむしろ肝心なときに出なくて困っている人が多いのだ。
男性は年齢が高くなるほど、「前立腺肥大」の頻度が高くなる。大きくなった前立腺が尿道を圧迫するため、尿意を感じてトイレに行ってもなかなか出ないなどの症状が。60代が多いのは、この辺りが関係しているのかも。
また急に我慢できないくらいの尿意を感じる「過活動膀胱」は、男女ともに40代以上から多くなる病気。20代女性で困った経験者が多いのは、過活動膀胱の症状がないからと考えられるだろう。
「あらかじめ検尿があるとわかっていれば、病院の前にトイレを我慢するので対応ができます。風邪で病院に行き不意打ちで検尿を言われたときは、トイレを済ませていたので大変でした」(20代女性)
■検尿でおしっこが出ないときの対処法
検尿でなかなかおしっこ出ないとときは、どうすればいいのだろうか。看護師などに出ないことを伝えて、待ってもらうようにするといいだろう。時間を置けば出る人がほとんどなので、一度リラックスしてから再び挑むのだ。
それでも出ない場合、病院によっては検尿の容器を渡して家で採尿させるところも。これが一番確実な方法だが、病院に行く回数が増えてしまうのが少しデメリットだ。
トイレが近すぎても問題だが、肝心なときに出ないのも困りものである。
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(取材・文/しらべぇ編集部・ニャック)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年8月26日~2016年8月29日
対象:全国20代~60代の検尿をしたことがある男女1,084名 (有効回答数)