ゾンビ映画は観てからが本番?ゾンビアニメ制作者オススメの楽しみ方
2016/10/04 06:30
10月6日(木)にテレビ朝日系で放送される『アメトーーク』のテーマは「ゾンビ芸人」。映画での初出は1932年の『恐怖城』。このゾンビは人を襲うことはなかった。
今、ステレオタイプに考えられているゾンビが出たのは1968年にジョージ・A・ロメロ監督が生み出した『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』からだ。
長い歴史を持つゾンビ映画をよりたのしむにはどうするべきか。
しらべぇ編集部は、オリジナルゾンビ映像作品をつくりだすほどゾンビに魅入られたアニメ制作会社「NEFT FILM」の経営者・深瀬沙哉氏に話を聞いた。
■観てからが本番! ゾンビ映画の楽しみ方
深瀬「ゾンビ映画は走るか歩くかで派閥がわかれます。個人的には歩くゾンビの恐怖を推します。ぞろぞろと、ゆっくりと大群が迫ってくるのは、ゾンビ物の醍醐味です。
楽しみ方とすれば、作品を観たあとに、街に出ることです。
もし、ゾンビがはびこっていたら、自分はどうやって戦うのか? どうやって生き延びるのか? だれと行動をするのかを妄想するんです。ショッピングモールに立て籠もるのもありですね。
さらに通になると、今度は自分がゾンビになったらどうなるのかを妄想するようになります。
どうやって死ぬのか、スナイパーライフルでふっ飛ばされるのか。はたまた、バットでホームランされるのも乙なものってわけです。
自衛隊に入って、いかにゾンビを制圧するのかを妄想するのもありです」
■オリジナルゾンビアニメ「ゾンミちゃん」
深瀬「私のおすすめゾンビ映画はロメロ作品です。ところどころにほっこりエピソードが入る『ゾンビ』や、ゾンビのボブの男気に惚れる『死霊のえじき』がイチオシ。
そんな私が作ったのがアニメ『ゾンミちゃん』です。ゾンビがかわいくってなにが悪い!しつこくアプローチをかけてくる男子をむしゃむしゃと食べちゃう乙女なゾンビです。
いまはパイロット版が公開中です。国内放送のみならず、海外での放送含めて。今絶賛交渉中なので応援お願いいたします。ゾンビのごとく、何度でも立ち上がって挑戦しつづけていきます!」
■これからのゾンビ作品はこうなる
深瀬「VR一択です。これしかないでしょう。バイオハザードの新作もVR対応だそうです。実際にゾンビたちに追われる体験はぜひしてみたいですね。
個人的には、デジタルに頼り切りなのもいけないです。アナログなゾンビ落語も捨てがたいですね。私は落研だったころに長屋オブ座デッドなんていう創作落語を作りました。
そんな古くからのものとのコラボを見てみたいですね」
ゾンビ芸人を見れば、きっとゾンビ映画が観たくなる。より映画をたのしむ心構えはできたのではないだろうか。
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