芸術と温泉は相性抜群! 箱根にひっそり佇む美術館温泉を堪能

箱根の美術館温泉でユーモラスかつ大人チックな「平賀敬ワールド」を堪能

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夏の賑やかさが消え、乾いた風が吹く。季節はすっかり秋。なんとなく、寂しい気分になる人も多い時期だろう。

こんなときには、心を豊かにしてくれる「芸術」に触れるのも、素敵な過ごし方だ。まさに「芸術の秋」である。

そして、秋は「温泉」が恋しくなる季節でもある。「芸術」と「温泉」に、同時に触れれば、心も身体も満たされること間違いない。

そんな無理難題を叶えてくれる「美術館併設温泉」があることを、ご存知だろうか?


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■箱根湯本温泉街の奥にひっそり佇む『平賀敬美術館』

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「美術館併設温泉」があるのは、関東屈指の人気温泉地・箱根。箱根湯本駅から歩くこと約5分、風情ある温泉街の奥に佇んでいる。

純和風の重厚な外観は、明治後期建築のもので、国の有形文化財に指定されている。また、犬養毅や近衛文麿など、戦前期の重臣が逗留したという由緒ある建物だ。

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そんな外観にふさわしく、現在は世界的な画家「故・平賀敬氏」の作品を展示する『平賀敬美術館』として、ひっそりと営業している。

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■ユーモラスな「平賀敬ワールド」を堪能

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館内には、国内外を問わず、数々の賞を受賞した平賀敬氏の作品が、ところ狭しと並べられている。

17年間をパリで過ごし、その影響をふんだんに受けた作品は、ユーモラスでオトナっぽい。平賀敬氏の独特の世界観を堪能することができ、心も豊かになる。

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そして、ひとつひとつの作品について、丁寧に説明してくれる雰囲気の良い女性。なんとこの方、平賀敬氏の奥様なのだ。

晩年をこの邸宅で過ごした平賀敬氏。現在では、奥様がその意志を受け継ぎ、美術館として開放している。


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■邸宅内にあるレトロな浴室は「貸切温泉」

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平賀敬氏の独特な世界観に浸った後、邸宅内にある温泉へ。

浴室は1ヶ所。入口にぶら下がる木札を、「入っています」にひっくり返し、「貸切」で利用することができる。

浴室内は、3人で入ればいっぱいの小さな浴槽がひとつのシンプルなつくりだが、レトロな雰囲気はとても風情がある。

木の桶や、木枠の窓、暖色系の照明は、どことなくノスタルジーな気分になる癒しの空間。スペインの大理石を敷きつめた床は、重厚感すら漂う。

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無色透明のお湯は、加水や加温の一切ない極上の「完全かけ流し」。

ほのかにツルスベ感のある肌触りがやさしく、湯船に浸かるとザバーっとあふれる温泉が、最高に気持ち良い。

邸宅のすぐそばから湧き出るお湯は、箱根で現存する最古の「源泉」なんだそう。湯上がりは、心も身体も満たされた気分だ。

「芸術」と「温泉」を一緒に堪能できる「平賀敬美術館」。素敵な「秋」の時間を過ごすことができる、オススメのスポットである。

【平賀敬美術館】
住所 神奈川県箱根町湯本613
電話番号 0460-85-8327
営業時間 (10:00〜17:00)水・木休
美術館入館料600円+入浴料1,100円


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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部

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