米国で母娘が近親婚で逮捕され激震 「次第に恋愛感情が膨らんだ」
2016/09/12 17:30
かつて、世界中の王族で繰り返された近親婚。「純血性」が尊ばれた背景からポピュラーであったが、現在では先天性の病気に繋がりやすいため、禁止されている国も多い。
同性愛への理解が進むアメリカでもそれは同じで、一部の州で許可されているものの、市民権は得ていない。
しかし、あるひとつのニュースがこのたび全米を驚かせることになった。じつの母娘が近親婚で逮捕されたというのだ。
■事件を簡単に紹介
海外メディアが報じたところによると、逮捕されたのはオクラホマ州に住むパトリシア・スパン(43)とミスティ・スパン(25)。
ふたりは今年3月に結婚届を提出。かなり年齢差のあるふたりだが、半年近くにわたってその関係性が露見することはなかった。
しかし、この家を担当していた保健福祉省・州当局の職員の気付きにより、じつの母と娘であることが特定。
逮捕後の取り調べに対し、母は以下のように述べているという。
「親権を奪われたことが原因で、私の3人の子、ミスティと2人の兄弟は祖父母の家で育てられました。私とミスティは2年前に再会を果たし、次第に恋愛感情が膨らんでいったのです。
彼女の出生証明書に私の名は記載されておらず、法的には親子ではありません。結婚してなんの問題があるのででしょうか?」
どうやらそれなりに複雑な事情があったようだが、血縁上親子である限り、その訴えは通らないだろう。
なお、当該州であるオクラホマ州では近親相姦の罪は極めて重く、ふたりの身柄は拘置所に送られ、それぞれに1万ドルの保釈保証金が設定された。
もしもふたりに有罪判決が下った場合は、最高で懲役10年の実刑判決が言い渡される可能性がある、とのことである。
■近親婚を考えたことがある人は……
ちなみに、しらべぇが過去にアンケートサイト「マインドソナー」で調査を行なったところ、「血の繋がった兄弟・姉妹との結婚を考えたことがある」人は全体の5%。
やはり、近親婚を考える人は極めて少数のようだ。
「あたし、大きくなったらお兄ちゃんと結婚するの!」のようなケースが大半を占めていることを期待したいが、実態はいかに……?
・あわせて読みたい→高畑裕太が示談成立で釈放 ネットでは「高畑淳子いくら払った」の声
(取材・文/しらべぇ編集部・クレソン佐藤)
・合わせて読みたい→近親婚を考えたことがある人は◯% ドイツでは合法化の動きも…【法律コラム】