TOKIO松岡主演のテレ朝ドラマ『家政夫のミタゾノ』 家政婦シリーズに新たな風
2016/09/12 18:30
テレビ朝日系で10月から金曜ナイトドラマ『家政夫のミタゾノ』(23:15~24:15・一部地域を除く)が放送される。
「カセイフの~」と聞いて記憶に新しいのが日本テレビ系で2011年に放送されたドラマ『家政婦のミタ』。
松嶋菜々子(42)が演じる独特なキャラクター「三田灯(みたあかり)」によって問題を抱えた家族が再生していく内容で、多くの支持を集めた。
しかし「家政婦シリーズ」の元を辿れば、市原悦子(80)主演の2時間ドラマ『家政婦は見た!』シリーズが原点。
現在では米倉凉子(41)主演の「協栄家政婦協会の沢口信子」に引き継がれ、ともにテレ朝で放送されていた過去がある。
今回の「ミタゾノ」で、「カセイフ」シリーズをテレ朝が奪還する形となった。
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■家政夫のミタゾノとは
主人公である家政夫の美田園薫(演・松岡昌宏(39))が派遣される先はほぼ「勝ち組」である。
彼がそんな家族に隠されたさまざまな問題を浮き彫りにしていき、一度家庭を崩壊させ、やがて再スタートをさせていくストーリー。
これだけの情報では、なんとなく「ミタ」に酷似しているように感じてしまう。しかし、大きな違いは、やはり、家政夫=男であるところだ。
■迷惑レベルも家事レベルも最高ランクのミタゾノ
「史上最恐」の家政夫ミタゾノは、迷惑レベルが特A級。一見関わりたくないようにも思えるが、家事レベルは完璧。
番組内に出てくる家事全般の監修は、宿敵「ミタ」の日本テレビ系『あのニュースを知って得する人損する人』(毎週木曜19:00~)で人気の家事万能芸人「家事えもん」こと松橋周太呂(31)。
番組内に登場する掃除、洗濯、料理の技は男女ともに参考になるかもしれない。
脚本は『半沢直樹』や『下町ロケット』など、数々のヒット作を生んだ八津弘幸氏。期待も高まる。
公式ウェブサイトに「テレ朝“家政婦”の歴史に新たな1ページが刻まれる…」と書かれているだけに、「ミタ」に負けないパワーと魅力を持って「カセイフ」の冠に栄光を与えてもらいたい。
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