世界基準の集団を目指すEXILE 「デビュー当時に戻って」の声も…
2016/09/06 08:00
先月31日、EXILEのヴォーカル・ATSUSHIが海外留学をすると公式サイトで発表された。期間は2018年までの限定的なもので、年内には米国に拠点を移すとされている。
ファンには激震が走ったようだが、ATSUSHI本人はあくまでポジティブな理由のようだ。後日公式サイトで発表されたメンバーからのコメントを見ても、すべてはEXILEのためだと受け取れる。
■世界基準のアーティストを目指すために
ATSUSHIの留学に際し、公式サイトで発表されたメンバーからのコメントを見ると「世界基準のアーティストを目指すために」との言葉が見られた。
それは、ATSUSHI個人が「ヴォーカリストとして高みを目指したい」との強い思い。さらには、「EXILEがグループとして世界的な集団にならなければいけない」との思いも綴られている。
■ファンから「ついていけない」「デビュー当時に戻って」の声も
今年でデビュー15周年になるEXILE。その活躍は、年を重ねるごとにパワーアップしている。だが、集団が大きくなるほど、ファンの中には冷めた目で見てしまう人もいるという。
「第2章からの熱狂的なファンですが、ここ数年あまりにグループが巨大化していて正直ついていけません。EXILEの曲は、最近リリースしたものは全然聴かないですね。『Lovers Again』を聴くと『あのころに戻って』と思ってしまいます…」(20代女性)
「ファンは、世界基準とか求めてないと思いますよ。もう少し近さがほしい。ファンを置いて突っ走ってる感がすごいですよね。デビュー当時のころのグループに戻ってほしいです」(30代女性)
好きだからこその厳しい意見といえる。
■アンチEXILEに聞く「デビュー当時のほうが好き?」
今回しらべぇ編集部では、EXILEを好きになれない男女786名に対して「デビュー当時のEXILEのほうがまだ好きだと思えるか」を尋ねてみた。
アンチのみなさんは、今のEXILEをどのように見ているのか。ファンよりは客観的にEXILEを評価できる彼らに聞いてみたところ、結果は男女別で差が見られた。デビューのころのほうが好きだと答えたのは女性に多いのだ。
しかしながら、全体で見ると大多数はデビュー当時のEXILEを支持するよりも、今の彼らを評価しているようだ。その理由はなぜだろう。アンチの人は、次のように語る。
「15年間もグループを続けているのは、すごいことだと思います。僕はEXILEのこと好きではないですが、変わり続けて音楽業界の第一線で活躍する姿は称賛したいです」(30代男性)
賛否両論あるEXILEグループの変化。彼らの変化に複雑な思いを抱いているのは、やはり今も応援し続けているファンなのだろう。
・合わせて読みたい→ ATSUSHIが海外留学へ 「EXILEからの卒業は時間の問題」の声も
(取材・文/しらべぇ編集部・chan-rie)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年7月22日~2016年7月25日
対象:全国20代~60代の今のEXILEが嫌いな男女786名(有効回答数)
・合わせて読みたい→全車試乗可能!フォルクスワーゲンの「移動式ショールーム」が超楽しそう