ネットカフェ難民が不安を吐露「東京五輪が開催されたら…」
数多くの漫画が揃い、ネット環境も整っているネットカフェ。短い時間で利用して楽しむ人もいれば、そこで寝泊まりしたことがある人もいるだろう。
そこでしらべぇ編集部では、全国の男女1,358名に「ネットカフェに泊まったことがある人はどれほどいるのか」を調査してみることに。
■ネットカフェの宿泊は女性のほうが多い？
その結果、性年代別で比較してみると次のようになった。
20代男性は約15％にとどまったが、女性はそれよりも5ポイント高く20％以上。20代に限って、男性よりも女性が多いという意外な結果となった。
女性が安心して利用できる環境が、最近のネットカフェには整っているのかもしれない。
■ネットカフェ宿泊の苦労とは
編集部では、ネットカフェで連日宿泊をしている30代男性に話を聞いた。いわゆる、「ネットカフェ難民」だが、宿泊の際に苦労もあるという。
「男性は、カプセルホテルや個室ビデオなど安く宿泊する手段はいくつかあるけど、女性はなかなか難しいと思う。だから、お金のない若い女性がネットカフェには多いのかな？
とはいえ、夜になると僕みたいな中年が多いから、おっさんの加齢臭や足の臭いがプンプン。異臭が漂う中、安い味のフードメニューを食べてるとさすがに憂鬱。
でも、外に出るときはペットボトルにドリンクバーのドリンクを入れることもできるのはいいね。飲み物には困らないし、死ぬことはない」
この男性によれば、今のネットカフェは料金も安いため女性も利用しやすいのでは、とのこと。
また、彼の話で気になるのはドリンクバーの飲み物をペットボトルに補充している点だが…店側が聞いたら激怒しそうだ。
■ネットカフェ難民は東京五輪を恐れている…
さらに彼は、東京五輪が彼らの生活を脅かすかもしれないと危惧していると話す。
「やっぱり東京五輪が開催されると、外国人観光客が増えますよね。彼らがホテルに泊まるようになって、そのホテルからあふれた人や終電を逃したサラリーマンとかが、カプセルホテルに流れる。
すると、カプセルホテルが満室になって、残りの人がネカフェに来る。ネカフェがパンパンになると僕らのような難民が泊まれなくなる。この連鎖がたまらなく迷惑ですね」
東京五輪を楽しみにしている人が多いと思うが、彼のようにこうした理由で不安視している人もいるようだ。
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（文／しらべぇ編集部・ふふふふ）
【調査概要】 方法：インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間：2016年6月24日～2016年6月27日
対象：全国20代～60代の男女1,376名（有効回答数）
