「シェアハウス」に住みたいと思う?結果は半数以上が…
2016/08/26 11:00
今、20〜30代の男女を中心にして、シェアハウスがブームである。数名レベルの同居生活を思い浮かべる人が多いだろうが、最近では、マンションクラスの大型シェアハウスも人気。
赤の他人と生活スペースを共有するというのは、たしかに寂しさが紛れ、楽しいこともあるはず。しかし、その一方で、どうしても住人同士のトラブルも発生してしまう。
しらベぇ編集部は、全国の20代〜60代の男女1,376名を対象にして、シェアハウスに住むことに対する意識調査を実施することに。
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■まだまだ否定派は多し
まず、男女別に今回の調査結果をご覧いただきたい。
男女ともに、半分以上がシェアハウスに住むのは抵抗があるようだ。女性のほうが、やや反応としては強い。これは、セキュリティー面を気にしてのことかもしれない。
■職業別ではっきりとした傾向が
それぞれの職業別に同調査の結果を見返してみると…
会社員、公務員、パート・アルバイトといった勤め人と比較し、より自由度の高い自由業や専業主婦(夫)の人にシェアハウス否定派が多い。
専業主婦(夫)にも、もちろん同居人はいる。だが、それは夫ないし妻という気心の知れたパートナー。
そうした生活を知っているからこそ、赤の他人と暮らすことには、より拒否反応を示すのかもしれない。
■孤独との向き合い方
最後に見ていただきたいのが下のグラフ。テレビを毎日見る人、見ない人の別で同調査を見返したものだ。
シェアハウスでの生活について、テレビを毎日見る人は住むことに消極的。その一方で、毎日はテレビを見ない人はシェアハウス肯定派が多いという傾向である。
人は誰しも孤独を覚える。テレビをつけていると、他人の声から疎外されない状況を作り出すことができる。孤独もある程度、紛れる。
だからこそ、テレビを毎日は見ず、孤独を覚えやすい状況にある人が、シェアハウスに住むことに比較的興味があっても不思議ではないだろう。
■シェアハウスの魅力にハマる人も
編集部では、シェアハウスに住んで5年になるという不動産会社に勤務する男性30代に話を聞いてみた。
一度、住人と揉めてシェアハウスを出たことがあったんですけど、それでも新しく住んだところはまたシェアハウスでした。
職業柄もあるのか「自分のようにシェアハウスの虜となる人は多い」と、彼は教えてくれる。それも若者に顕著なのだとか。
シェアハウスを居住地として選ぶことも、一種の現代的な傾向かもしれない。SNSが流行り、不特定多数の人とネット上でつながることができる時代で、その反発として人とのリアルなつながりを求めるのは。
シェアハウスとは、まさしくそういう場所である。
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(取材・文/しらべぇ編集部・倉木春太)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年7月22日~2016年7月25日
対象:全国20代~60代の男女1,376名(有効回答数)
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