ミシュラン掲載のレストランは庶民でも行ける?ランチを取材
2016/08/24 06:30
一般的に、「ミシュラン」と聞くだけで手が出せなそうなイメージもあるかもしれない。
だがランチは5,000円前後で、居酒屋に行くのを2回ほど我慢すれば庶民でも手が出せる値段の店もある。
しらべぇ編集部では、本当には庶民でもミシュランを堪能できるのか取材してみた。
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■NY本店は三ツ星レストラン!
取材したのは、六本木のけやき坂通りに店舗を構えるレストラン『Jean-Georges Tokyo (JS)/ジャンジョルジュトウキョウ』。
同店はミシュラン一ツ星に輝いており、NY本店ではミシュラン三ツ星を獲得しているのだ。
1Fにはカウンター席が広がっていて、2Fはテーブル席となっている。服装がドレスコードでセミフォーマル着用だったので重苦しい雰囲気かと思いきや、堅苦しい感じではなかった。
■一流はソースの味から違う!
メニューは前菜やメインディシュ、デザートなどをそれぞれ4種類の中から選ぶことに。
今回オーダーしたのは、「本マグロのタルタル」「海老の鉄板焼き」「南部鶏のパルメザンクロスト」「温かいチョコレートケーキ」。計4品がコース料理に含まれている。
まず、前菜の本マグロのタルタルがこちら。
本マグロとアボガドの味を殺さない絶妙なソースが印象に残る。
海老の鉄板焼きは、小ぶりな海老が2尾。
素材の味を活かすシンプルなソースに、細かく刻まれたキュウリと合わせることで、食感も楽しめる。
そして、南部鶏のパルメザンクロスト。
鶏の表面はカリカリに焼けた皮に対し、身はふんわりとしている。主張しないソースの優しい味わいが美味だ。
記者はミシュラン初デビューだったが、星の付いてないレストランと比べると、口の中に広がる味覚の種類が多いように感じた。
また、それぞれのメニューのソースが新感覚で、何が入っているのかまったく予測ができない繊細な味わい。1品1品に感動を覚えることができた。
■デザートにも細部までこだわりが
そして、デザートの温かいチョコレートケーキにも大満足。
最後にはドリンクとお茶菓子も。見た目からもわかる通り、お茶菓子の細部までこだわりが感じられた。
■庶民でも満足できるのか?
庶民目線からすれば、気になるは高級レストラン特有の量の少なさだが、パンがどんどん出てくるので満腹感は思った以上に。
4,800円のコース料理と1,500円のビールにサービス料が加算され、1人あたり7,250円くらいだった。
この日はとても満腹感を感じ、帰宅して夕飯を食べることができなかったほど。そう考えると、コストパフィーマンスも悪くはない。
普段の食費を抑えて、月に1回くらいは一流の食事に触れる機会を持ってみてはいかがだろう。日常生活では使わないような感覚が磨かれるかもしれない。
【Jean-Georges Tokyo (JS)】
東京都港区六本木6-12-4
ランチ営業、日曜営業
ランチ11:00~15:00(LO14:30)/ディナー17:00~24:00(LO Food22:00/Drink22:00)
テラス席 11:00~22:00
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(取材・文/しらべぇ編集部・ニートgoma)
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