猫ひろしも満を持して参戦 リオ五輪男子マラソンスタート直前

さまざまな思いをのせたリオ五輪男子マラソン。日本代表と猫ひろしに注目だ。

猫ひろし

21日、リオ五輪の男子マラソンがスタート。日本は石川末廣、北島寿典、佐々木悟の3選手が出場し、悲願のメダルを狙う。

日本の男子マラソンは1992年バルセロナ五輪で森下広一氏が銀メダルを獲得したが、昨今は上位争いに絡めない大会が続いており、入賞がやっとの状況。今回も厳しいレースになるとみられているが、なんとかその下馬評を覆してほしい。

ちなみにバルセロナは金メダルが期待された谷口浩美氏が給水で足を踏まれて靴が脱げ、転倒。その後のインタビューで「コケちゃいました」と名言を残した大会だ。

そのほかにも瀬古利彦や宗兄弟やメキシコオリンピック銀メダリストの君原健二など、記憶に残るランナーが多い。やはり日本人はマラソンが好きなようだ。


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■猫ひろしも参戦

今回のリオ五輪男子マラソンで、その姿を日本人の記憶に刻もうとしている選手がもう1人いる。お笑い芸人の猫ひろしだ。

猫は2012年のロンドン五輪前にカンボジア国籍を取得。同年の別府毎日マラソンでカンボジアの五輪参加基準をクリアし、その記録が国内最速だったことから代表選手に内定した。

しかし「五輪に出るために国籍をかえるのはけしからん」という批判がまきおこったほか、国際陸連からも「1年未満かつ連続1年以上の居住実績がない」として認められず、出場は幻に。

夢潰えたかに思えたが、リオにむけて調整。力を落とすことなくカンボジアの代表選考会で優勝し、見事に出場権を獲得した。そして、満を持して五輪マラソンの舞台にあがる。

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■応援の声も

国籍を変えてまで五輪に出ることを選択した猫ひろしについては、現在でも根強い批判がある。

ロンドンでは猛批判を浴びたが、諦めずに4年間努力した猫の姿勢に共感する人も増加したよう。さまざまな思いをのせたリオ五輪男子マラソン。日本代表と猫ひろしに注目だ。

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(文/Sirabee 編集部・佐藤 俊治

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