高知のオアシス『土佐茶カフェ』が最強 東京に支店を早急に希望

お茶の産地と言えば、静岡や鹿児島などが有名である。しかし、日本全国にはあまり知られていない、優れたお茶が数多く存在している。高知県の仁淀川、四万十川の流域で栽培されている「土佐茶」はそのひとつだ。


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■そのまんまのネーミングだが最高のお店

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高知駅から徒歩10分程度、大橋通りの一角に『土佐茶カフェ』はある。店内は清潔感漂う造りで、屋外にも食べるスペースがあるなど意外に広い。

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このお店では土佐茶だけでなく、高知の新鮮な食材を使用した料理、甘味を食べることもできる。記者は「四万十豚のさっぱりカツ丼」を注文した。

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これだけの量で550円である。さすがにちょっと安すぎやしないだろうか?

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四万十豚を使用したカツ丼は野菜たっぷり。

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気になるお味だが、まず豚肉のジューシーさに衝撃を受けた。さっぱりと言いつつ、薄めの肉なのに噛めば口の中が豊かな油で満たされる。卵もとじていないし、ソースもかかっていないが、この豚の場合はそのままで十分だ。

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さつまいもやにんじんは、思わず「甘っ!」とつぶやいてしまうほど甘い。素材のうまみが全く損なわれておらず、新鮮さが伺える。もはや「甘味」と言ってもおかしくないくらい、糖度が高いのだろうか。

なすも非常にジューシーで、もはや「肉」と言ってもいいくらいだった。

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■せっかくなのでお茶も頼んでみる

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こちらはブレンド上煎茶(土佐の緑茶ゴールド)。その芳醇な香りは素晴らしいの一言。その辺に売っているようなものと比べると、正直言って100倍くらいいい匂いである。肝心のお味も、コクがありながらもすっきりした後味で非常に飲みやすい。

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ちなみに、テーブルの上には「お茶のおいしい淹れ方」なる紙があり、そこには「ティースプーンで2杯分くらい茶葉を入れる」と書いてあったが、肝心のティースプーンはなかった。

ちなみに記者は面倒くさかったので、説明もよく読まず茶葉も全部入れてしまったのだが、それでもちょうどいい濃さになったので、あまり深く考えずにやっても十分美味しくなると思う。(記者の怠惰な性格が、結果的に土佐茶のスペックの高さを証明することになった)

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また、この店では土佐茶を使用した甘味、スイーツも提供。上の写真は「お芋のかくれんぼ」(470円)だ。え、大きなアイスクリームの上にお芋乗ってるじゃん、隠れてないじゃん。そう思った人はもう少しだけ待ってほしい。

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抹茶の苦味と、バニラアイスの甘みの相性は当然抜群。そして、このアイスを食べ進めていくと……

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お芋のきんとんさんがかくれんぼしてたやないかーい!!

上質な芋きんとんに、とろけたバニラをつけて食べると、異なる甘さが口の中に広がる。きんとんはかなりたっぷり入っていたので、それを考えるとこの値段は正直破格ではないだろうか……。東京でなら700円で出しても行列ができそうだ。

カツオのたたきや日本酒が有名な高知だが、「土佐茶」という素晴らしいほっこり文化もある。カフェと言うと、都心に住む人なら「旅行に行ってまで入るとこなの?」と思ってしまいそうだが、この店は「旅行の目的のひとつ」に十分なりうる名店だと感じた。

【土佐茶カフェ】
住所 高知県高知市帯屋町2-1-31
営業時間 11:00~18:30 カフェメニューは14時~ ランチ営業、日曜営業、水曜定休

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(取材・文/しらべえ編集部・岡本拓

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Sirabee編集部

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