雑草なのに激ウマ!今が旬のスベリヒユを料理してみよう
■夏に繁茂するしつこい雑草「スベリヒユ」
全国の庭や道端、空き地などによく見られるスベリヒユ。多肉植物なので夏の日差しにも強く、油断するとあっという間に増えてしまう厄介ものだ。
しかしこれ、「雑草の王様」と呼ばれるくらい絶品のうまさだと言う。しらべぇ取材班も大繁殖しているのを見つけ、さっそく収穫してみた。
■熱湯で1分ゆでる
獲ってきたスベリヒユは、いちおう雑草なので流水でよく洗い、沸騰した鍋の中へ。1分ほど茹でたらお湯からあげて粗熱をとる。
ほうれん草や小松菜のおひたしと変わらない。
3cmほどに切ったら、さまざまな料理に使える。
■鰹節&めんつゆで激ウマ
茹でたスベリヒユをシンプルにめんつゆ(醤油でも可)と鰹節でおひたしにしてみると、雑草らしいクセがまったくない。
細胞内にリンゴ酸を貯える性質があるため、酸味とぬめりがあるのがアクセントだ。なお、パスタの具や野菜炒めにしても、おいしくいただける。
■山形や沖縄では野菜として人気
おいしいのもそのはず、スベリヒユは山形県では「ひょう」と呼ばれる人気の山菜。青果店などでも売られており、辛子じょうゆで食べるのが一般的だ。
また、沖縄では南米から流入したスベリヒユ科の植物が自生していて、「ブラジルほうれん草」「アフリカほうれん草」などと呼ばれ、利用されている。
旬は夏なので、見つけたらぜひトライしてみていただきたい。
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(取材・文/しらべぇ編集部・タカハシマコト)
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