ワイン1杯80円!ドンキのワインバーなら「せんべろ」も余裕
驚安の殿堂ドン・キホーテにワインバーがあるという。しかも1杯80円でワインが飲めるという言葉通りまさに「驚安」の料金設定で「せんべろ(1000円でベロベロに酔える)」ができるお店としても人気とのこと。
お得なだけでなく、味も気になるところだ。しらべぇ取材班は東京都立川市に向かった。
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■MEGAドン・キホーテ立川店内にそれはあった
件のワインバー「BAR Don Quijote」があるのは2016年2月にオープンしたMEGAドン・キホーテ立川店の1階フロア。
JR立川駅から徒歩5分ほどの好立地にあり、地下1階から5階までがドン・キホーテ、6階に100円ショップのダイソー、7階にはサバゲ―のショップが入るなど地域住民が集う大型商業施設である。
地下1階には生鮮食品が並び、店内調理も可能となっている同店舗。以前しらべぇでも取り扱った「200円弁当」の販売も開始し人気を博している。
1階フロアは食料品を中心に扱っており、「品揃えは都内最大級」という酒類の売り場の中にちょい飲みバーが併設されていた。座席数は6席。営業時間は正午~午後8時だが、日によっては早めに閉店することもあるなど流動的だそう。
伺ったのは平日の午後4時ごろだが、すでに数人の客で店内は賑わっていた。夕方以降になると仕事帰りや近隣の住民などが立ち寄り、さらに賑わうという。
■こだわり抜いたメニューに目移り
ワインは月替わりで13種類。料理のメニューは固定で12種類だが、今後さらに幅広いラインナップを追加予定。
まず注文したのは同店で圧倒的な人気を誇る「ヴィーニャ・デル・マール ティント(赤)」と「ヴィーニャ・デル・マール ブランコ(白)」。どちらも驚きの1杯80円(1人2杯まで)。
呑みやすく美味しいワインだ。本当に80円でいいのですか、と思わず問いたくなる。ここで、ワインに合わせてフードメニューも注文することに。
注文したのは「パルマ豚生ハム盛り(300円)」と「ホームメイドソーセージ(チョリソー・150円)」。
これで610円。コスパの良さが垣間見える。
生ハムはかなりのボリュームがあり、ワインが進む。チョリソーは都内の有名店でも使われている本格的なもので、ナイフを入れると肉汁が溢れてきた。どちらもこの値段で食べられるとは嬉しい限りだ。
同店は担当者がかなりこだわりを持ってワインを選んでいるそう。そこで少し珍しい飲み方のワインをいただくことに。
こちらは「J・P シェネ アイスエディション(300円)」。オンザロックで飲むことを前提としたヴァンムスー(フランス産スパークリングワイン)。夏にピッタリの爽やかな味だった。
■せんべろを満喫
同ワインバーで楽しめるワインや料理は同店舗内で購入できるものばかり。つまり、このワインバーは「試食スペース」のような役割も担っている。
この場でワインや食べ物の味を確認し、気に入ればそれを購入するということだ。実際、メニューに載せたものは5~10倍の売り上げ増となっているそう。
「まだまだ施策段階です。メニューの幅を広げて魚介類も展開したいですし、お酒もワインだけでなく、種類を増やす予定です。
この夏は試験的にカクテルの販売を進めますが、完成形が見えれば他店でも同様のワインバーを展開するかもしれません」
と担当者は展望を熱く語る。
立川でせんべろができるお店を探したという、立川在住の女性2人組は「安くて美味しかったのでまた来たい」と笑顔で店を後にした。
懐に優しく、舌に嬉しい、ワインと料理。立川市民にとって新たな憩いの場となる可能性を秘めたワインバーだけに、今後の展開が楽しみだ。
【BAR Don Quijote】
・住所 東京都立川市曙町2-18-18 MEGAドン・キホーテ立川 1F
・営業時間 12:00~20:00 (状況により変更あり)
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(取材・文/しらべぇ編集部・サバマサシ)
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