たいめいけん茂手木シェフも!体に悪くても肌を焼きたい世代
8月も間近になり、太陽の威力も増すばかり。熱中症にも注意が必要だが、皮膚がんなどを引き起こす紫外線の対策も大切だ。ただ世の中には、体を焼いてかっこよく見せたいと考える人もいる。
しらべぇ編集部では、「どんなに体に悪いと言われても肌を焼きたい」と思うかどうかの調査をした。その結果、体を焼きたいと答えたのはわずか10.9%と少ない割合に。
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■20代女性はまだ紫外線の怖さを知らない
男女別に見ると、やはり男性のほうが多い。
しかしながら男性も1割程度しかおらず、こんがりと焼けた肌を目指す人は男女ともに少なくなっている。
さらに男女年代別で、詳しく見てみよう。
女性で一番多いのは20代だ。この世代はまだ、紫外線対策をしなくてもトラブルが表に出ない年代。また、モデルの今井華やすみれなど、小麦色の肌が美しい芸能人も多い。彼女たちのような見た目に憧れて、肌を焼く人もいるのかもしれない。
また男性でも20代は13.5%と、比較的多い割合に。モデルや俳優でも中性的で色白な男性が増えているが、一方でEXILEや三代目 J Soul Brothersには色黒で筋肉質なメンバーが多い。その辺りを目指す若い男性は、日焼けをしたいのであろう。
■たいめいけん茂出木シェフ世代は日焼けがモテると思っている?
女性の30代以降は美白にシフトするのか、どの年代も1割を切っている。
しかし男性は40〜50代に、肌を焼きたい人が集中。80年代から90年代前半までは、日焼けサロンに通ってまで肌を焼く男性がたくさんいた。当時は日焼けした肌が、男らしさの象徴だったのだ。
黒い肌の有名人では松崎しげるを思い浮かべる人が多いだろうが、老舗洋食店「たいめいけん」のシェフ・茂出木浩司(49)もかなりの黒さである。テレビ番組で「なぜ肌を焼くのか?」と聞かれた茂出木シェフは、こう答えている。
「日焼けすればモテるって、バブル時代からの勘違いですね。マックスキャッホー!」
ちなみにマックスキャッホーは彼の持ちネタだが、この発言からもバブル世代は今でも日焼けをしたい人が一部にいるとわかる。
■サンオイルと日焼け止め、amazonでの取り扱いを比較したところ…
日焼けをしたい人について見てきたが、どの世代も2割を超えることはない少なさ。やはり紫外線の危険性を考えると、焼けたくないと考える人が一般的なよう。
amazon.co.jpで「サンオイル」と「日焼け止め」を検索した結果を見て欲しい。
日焼け止めは5,000件以上もあるのに対し、サンオイルは300件にも満たない。時代はすっかり肌を焼くよりも、日差しから身を守る方向にシフトをしている。
皮膚がんや肌の老化の防止もあるが、男女ともに白い肌を求める人が多くなったのも大きいようだ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・ニャック)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年6月24日~2016年6月27日
対象:全国20代~60代の男女1,358名 (有効回答数)
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