ネット詐欺被害者の特徴が判明!もっとも注意が必要なのは…
2016/07/23 20:00
インターネットを利用することで多くの情報を得ることができるが、「ワンクリック詐欺」などの被害に遭ってしまうという危険な面もある。
しらべぇ編集部が全国の男女1,358名に調査した結果、「ネット詐欺に遭ったことがある」という人は、全体で9.4%だと判明した。
約10人に1人はネット詐欺に遭ったことがあるとは、少ないといえる数字でもないだろう。
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■ネットではさまざまな詐欺が横行
ネット詐欺といえば「ワンクリック詐欺」がよく知られているかと思うが、これまでにさまざま報告されている。油断していて被害に遭ってしまった人もいるのではないだろうか。
FacebookやTwitterなどのアカウントを乗っ取り、フィッシングサイトのURLを投稿する「なりすまし詐欺」や、LINEに突然メッセージが飛んできて現金に換金できるカードを買うようにお願いするもの。
また、知らないメールから突然芸能人を名乗って連絡があることも。「相談に乗ってほしい」とやりとりをしている中で、困っているからお金を要求されるケースなどもあり、ネット詐欺も多様化してきている。
■30〜40代男性が圧倒的に被害に遭っている
では、こうした詐欺に狙われやすい人には傾向があるのか。編集部が性年代別で細かく調べてみたところ、30代と40代の男性が他と比べて圧倒的に多いことがわかった。
ワンクリック詐欺などは、アダルトサイトなどの動画や画像を見ようとして高額請求をされたというケースが多い。欲望に走ってしまった30〜40代の男性が引っかかってしまうのも、うなづける。
そして次に多いのが20代女性で、同年代の男性よりも被害者が多いようだ。女性ということで、アダルトサイトというよりオンラインショッピングで買ったブランドの物が偽物だったりする「ショッピング被害」ではないかと考えられる。
新しいネット詐欺被害が日々広がっているが、ワンクリックで個人情報が漏れることはなく、そういった情報を得ようとさまざまな脅しをかけてくる場合がある。
そのため、ネット詐欺で架空請求されたら無視をする。すでに被害に遭ってしまった場合は、国民生活センターに相談することが懸命だ。
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(文/しらべぇ編集部・山吹彩野)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年6月24日~2016年6月27日
対象:全国20代~60代の男女1,358名(有効回答数)
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