夏はとくに嫌…電車のつり革に触れない人はあの年代に多い
電車で立っているとき、倒れないようにつかまるつり革。不特定多数の人が触っており、衛生的には大丈夫か…と思う人もいるのではないか。とくにこれからの季節、汗でべたべたの人が触った後は嫌だと思ってしまうこともあるだろう。
そこで、しらべぇ編集部では「つり革に触れない人」がどれくらいいるのか調査をしてみることに。
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■「触れない!」と思っているのは1割以下
その結果、「触れない」と答えたのは意外にも1割以下の人だった。ほとんどの人は、つり革につかまることに抵抗を持っていない様子。電車に揺られてふらふらしてしまうよりは、つり革を持っているほうがいいということだろう。
つり革を持たずに立っている人を見ると、こう思ってしまう人もいるようだ。
「スマホゲームをしながら、つり革も持たずにふらふらしている人を見ると、ぶつかってくるんじゃ…と不安になる」(30代女性)
そんな人に足を踏まれたり、ぶつかられたりしたら、余計にイラッとしてしまいそうだ。中には、こんな声も…
「普通につかまるけど、一度触ったときにべたっとしたのが…ちょっとトラウマになりそうでした」(50代女性)
■若者ほどつり革を触るのに抵抗感が
性年代別で比較してみると、各層で差が見られた。
20代の若者では、男女ともに約2割もの人がつり革をつかむのを避けていると明らかに。
「基本的には気にしない。ただ、季節や、自分の前に使っていた人にもよる。見るからに…な人のあとは触りたくない」(20代男性)
「つり革よりも、手すりのほうが嫌。手の跡とかついてるし…」(20代女性)
身長が低い人など、手すりのほうが安全かつ楽な人もいるはず。でも、べったりと後のついた手すりを見ると、ちょっと頑張ってもつり革のほうがいい…と思ってしまうようだ。
こうした意見があるように、若い人ほど潔癖症の人が多く見られるのだろうか。年齢が上がるにつれてどんどん割合が下がっていくのを見ると、潔癖症の人たちが増えてきているという見方もできそうだ。
■2014年の結果と比較すると…
編集部では、同じような調査を2014年8月にも行なっている。
20代の19.7%が電車でつり革を触らないことが判明! 「若者のつり革離れ」兆候か
そのときの結果と比較すると、全年代でつり革を触れない人の割合が下がっているのだ。とくに50代では、半分以下に減少している。
以前に比べて、つり革自体の抗菌加工などが進んでおり、「不潔なもの」というイメージが薄まってきているのかも。それでも気になる人は、降りた後に手を洗ったり、ウエットティッシュでふくなどの対策をしているそう。
身を守るためにも、基本的にはつり革につかまっておきたいところ。自分の手汗がすごいというときには、使用前にさらっと拭いておいたらスマートかもしれない。
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(取材・文/しらべぇ編集部・たつきあつこ)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2015年12月22日~2015年12月24日
対象:全国20代~60代の男女1,353名 (有効回答数)
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