女性に多い!第一線で活躍したことがないと感じている人
「この分野なら第一線で活躍している」と胸を張れるジャンルはあるだろうか? しらべぇ編集部は「自分は第一線で活躍なんてしたことがない」と思うかどうかの調査を行った。
第一線で活躍したことがないと思っている人は約半数にも。人を引っ張る立場にさえなかなかなれない現代社会では、予想通りだろう。
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■女性がまだまだ第一線で活躍できない社会?
男女年代別では、男女でかなり大きな差が見られる。
男性は年代が上がるほど、第一線で活躍した経験がある人が増える。
しかし女性では50代までの半数以上が、第一線で活躍したことがないと思っているのだ。60代でようやく4割になるが、男性との差はかなり大きい。
キャリアを積んだ女性が増えているが、まだまだ十分な対応ができていないとも取れる。会社側だけでなく、それこそ幼稚園など女性を取り巻く環境の充実が必要だ。
■アルバイトや無職では第一線はむずかしい
職業別では、パート・アルバイトに続き無職・家事手伝いが多い割合に。
パート・アルバイトは仕事でできることが限られてくる。そのような状況では、第一線で活躍した実感を得るのはむずかしい。また無職・家事手伝いの中には、長期に渡り人前に出る機会さえ失っている人もいるだろう。そうなると自尊心さえ保つことさえ困難になる。
しかし、正社員で働いていればそう思えるわけでもなく、会社員でも4割近くが「活躍したことがない」と回答をしているのだ。
■第一線でなくても大切な仕事
編集部が取材をした40代の男性会社員は、会社の大事な時期を引っ張ってきたと自負している。
「会社でいくつものプロジェクトを担当し、その中のひとつは現在、会社の主力商品となっています。若い社員に任せることも多くなりましたが、まだまだ重要な部分は自分の力が必要。今も第一線にいると思っていますよ」
一方、30代女性は、接客のアルバイトで生計を立てている。
「収入は少ないし、立場的にも第一線なんてとても言える立場じゃありません。でもお客さんが喜んでくれる姿を見ればうれしいし、第一線でなくても大切なことをしている実感はあります」
誰もが第一線で活躍できるわけではないし、活躍する必要もない。人と比べるよりも自分が満足できる環境が大切なのではないだろうか。
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(取材・文/しらべぇ編集部・ニャック)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年5月20日~2016年5月23日
対象:全国20代~60代の男女1,378名 (有効回答数)
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