事故で片腕を失った男性がコナミ製の義手でサイボーグ忍者に生まれ変わる
電車の下敷きになり、左腕と左足を失うという事故を経験したジェームズ・ヤングさんは、元々ビデオゲームが大好きだったという縁からコナミ社開発した義手によって復活を果たした。
流線型のフォルムは美しく、LEDライトやドローンまでも内蔵した最先端の義手はまるで、同社のゲーム『メタルギア』に登場するサイボーグ忍者のようだ。
■電車の事故で重症
4年前、当時22歳だったジェームズさんは、ロンドンの駅でプラットフォームと車両の間に転落し、体中の骨や肺を損傷、さらには左足と左腕に取り返しの付かない重症を負ってしまった。
搬送された病院から退院するまでの3ヶ月半の間、顔などを元通りにするために行った手術の回数は12回。それでも、左腕と左腕は切断せざるを得なかった。
■コナミが新型義手を開発
そんな折、ゲーム会社のコナミが新しい義手のテストのため患者を募集していることを知ったジェームズさん。元々コナミの『メタルギアソリッド』が大好きだった事もあり、この話に一も二も無く飛びついたという。
こうして、最先端のロボット工学にちょっとの遊び心を加えたバイオニック・アームが誕生したのだ。
■ハイクオリティな反面、問題点も
ジェームズさんが「まるで本当の腕が与えられたようだ」と語るように非常に高機能・高精度な反面、この最先端の義手には問題もある。
第一にバッテリー駆動であり、重さも4.7kgあるため長時間つけてはいられない。お風呂に入るときも外さなくてはいけないし、今後本当の意味で身体の一部として装着するには骨にチタンのインプラント手術を行わなくてはいけないという。
とはいえ、動画内でインタビューに応じるジェームズさんの表情は朗らかだ。他の誰も持っていないようなカッコいい腕を持っているし、それはジェームズさんの195cmの長身にとてもよく映えている。
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(翻訳・文/しらべぇ編集部・びやじま)
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