札幌ラーメンの進化がヤバすぎ 大泉洋も認めた大行列店
ラーメンで知られる街は全国に数あるが、『サッポロ一番』という商品もあるくらい、札幌はその代表格と言っていい。
札幌ラーメンといえば、「味噌」。『味の三平』や全国チェーンの『どさん子』、『すみれ』などの味噌ラーメンが有名だ。しかし今、札幌のラーメンが飛躍的な進化を遂げている。
札幌市の出身・在住でラーメンにくわしい50代の男性は、
「この街には今、『札幌ラーメン』と『札幌のラーメン』の2種類がある」
と語る。札幌伝統の味噌スープではない、新しいこだわりと挑戦。グルメ口コミアプリ『Retty』で140件以上のレビューが集まる『麺eiji平岸ベース』もそんな一店だ。
■平日の開店前から長蛇の列
「平岸ベース」という名のとおり、繁華街から車で10分ほど離れた豊平区平岸という住宅街にポツンとあるこちらの店。しかし、平日でも11時の開店前から長蛇の列だ。
醤油味の魚介豚骨ラーメン、つけ麺の他にも台湾まぜ麺や札幌味噌ラーメンなどがあるが、口コミを見ると醤油ラーメンとつけ麺がとくにオススメらしい。
■魚出汁ジュレで味の変化を楽しむラーメン
濁った豚骨スープの上に桜色のチャーシュー、薬味は香りの長ねぎと歯ごたえのある玉ねぎの2種類。メンマではなく、ごぼうの素揚げが具材。そして、琥珀色のジュレが乗っている。
レンゲで多めに溶かせば一気に魚介系ラーメンに変身。ジュレはスープの熱で溶けるので、ゆっくり味の変化を楽しむのもいい。
麺は、札幌味噌ラーメンのかん水の効いた黄色い麺ではなく、小麦の味わいが強い中太麺。北海道産小麦を使った自家製麺だ。
■麺のうまさを味わうなら、つけ麺
もっちりして道産小麦が香る麺のうまみを味わうなら、つけ麺がおすすめ。どろりと濃厚なつけ汁がやや茶色みがかった麺とよくからむ。
■チームナックスが認めた「豊平区最強ラーメン」
店内には著名人のサインも多いが、中には大泉洋や安田顕が属するチームナックスによる表彰状も。行列覚悟で足を伸ばす価値がある一店だ。
【麺eiji 平岸ベース】
住所 札幌市豊平区平岸2条11-1-12
営業時間 11:00〜15:00 17:00〜19:30
(取材・文/しらべぇ編集部・タカハシマコト)
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