「アスレンジャー」って何?知らないと出遅れる今年のトレンド
2016/05/16 11:00
「アスレジャー(Athleisure)」というファッションスタイルが、今年のトレンドらしい。これは「運動競技(athletics)」と「余暇(leisure)」からなる造語で、その着こなしも特徴的である。
「ただのランニングウェアーじゃん」
そう思う人も多いはずだ。だがアスレジャースタイルとは、プライベートの服装にヨガパンツやスポーツレギンス、スウェットパンツなどのスポーツウェアを取り込み、おしゃれに着こなすことを指すのだ。
海外のファッショニスタたちは、こうした格好で街を悠々と闊歩する。
■日本にも「アスレジャー」ブームがやってきた!
2020年、東京オリンピックが開催される。現在進行形でスポーツに対する気運が高まりつつある日本へ、アメリカ由来の「アスレジャーブーム」が飛び火してくるのは当然だ。
とはいえ、とくに男性はレギンスやヨガパンツをコーディネートに取り入れることに、気後れしてしまうのでは。
「スウェットパンツも、何だか家着の延長のようで嫌だ」
そんな意見も、よく耳にする。
■鍵を握るのは「ジョガーパンツ」
そこで、しらべえ取材班は、男性でも簡単にトライできるアスレジャーのコツをアパレル関係の方に聞いてみた。
「ジョガーパンツっていうパンツがあって、それなら男性でも気兼ねなくアスレジャーを楽しめると思いますよ」
ジョガーパンツとは、裾がリブデザインになっているパンツのことだ。文字通り、ジョギングにも向いている。スポーツテイスト過ぎないルックスが、男女問わず人気らしい。
ジョガーパンツは、軽くて通気性も良く、これからの季節にもぴったり。ユニクロでは、タレントのローラを起用し、ジョガーパンツの宣伝用CMを制作するほどの推しっぷりだ。
■スポーツとファッションの境界線は
アメリカでは2020年までに、このアスレジャーなどの人気によってスポーツ市場は5割増しすると予想。日本でも、アパレルブランドの「JUN」が「NIKE」とタッグを組み、新ブランド「NERGY」を立ち上げた。
スポーツとファッションの境界が、なくなりつつあるのだ。
アスレジャーを楽しむ人は、これからさらに増えていくだろう。カフェへ行けば、スポーツレギンスやヨガパンツを履いてコーヒーを啜っている。右も、左もアスレジャーばかり。そんな光景が日常になる日も近いかも?
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(取材・文/しらべぇ編集部・倉木春太)
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