「AKB」はもちろん「AHO」もある!世界の空港コードあれこれ
2016/05/04 11:00
JR東日本が4月、首都圏エリアの各駅に「駅ナンバリング」を今年10月から順次、導入すると発表した。
「駅ナンバリング」とは、路線を表す2文字のローマ字と番号を組み合わせたもの。複数路線が乗り入れる駅には「スリーレターコード」と呼ばれる3文字のローマ字も合わせて付与する仕組みだ。
■羽田=HND、成田=NRT
「3文字ローマ字コード」というと、飛行機をよく使う人にとってはおなじみかもしれない。大型連休を利用して旅行中だという人なら、「預かり手荷物」に貼られたタグに注目してほしい。
例えば、羽田空港ならHND、成田空港ならNRTなど。これらはIATA(国際航空運送協会)が定める空港コードで、世界共通で利用されている。
なお「駅ナンバリング」で注目された「AKB」は赤羽駅を押さえて秋葉原駅のものになったが、IATA空港コードでは米国アラスカ州のアトカ空港を示す。同空港はアリューシャン列島のアトカ島にあり、秋葉原とは縁もゆかりもない。
■あるようでない規則性
「駅ナンバリング」の「スリーレターコード」では、駅名ローマ字表記に含まれる子音をピックアップしてコードが決まっているようだが、IATA空港コードの規則性が「あるようでない」といったところだ。
前出のHND=羽田、NRT=成田などは分かりやすい部類だが、CTS=新千歳などは、頭をひねる必要がある部類。 海外に目を向けてみると、由来に首をかしげるほかないコードもある。
■「アホ」空港?
たとえば「AHO」。イタリアのアルゲーロ空港を表すコードだ。また「SEX」はドイツ・ゼンバッハ空軍基地を示す。
アルファベットは26文字だから、「3文字ローマ字コード」の組み合わせは17,576通り。記号的に文字を組み合わせているにすぎないわけだが…。
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(文/しらべぇ編集部・上泉純)
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