ジャッキーステーキハウスでステーキ頼むのは邪道?通は『Aランチ』らしい
沖縄県那覇市にある大人気ステーキ店「ジャッキーステーキハウス」。毎晩多くの観光客や地元民が訪れる超有名店だが、とある沖縄県民によると、ここでステーキを頼むのは邪道らしい。
「じゃあいったい何を頼めばいいんだってばよ!?」と聞くと、あまり東京都民には聞きなれない『Aランチ』というメニューを教えてくれた。
さっそくジャッキーステーキハウスに行くと、確かにCランチ、Bランチ、Aランチみっつのメニューが表に掲載されていた。でも、夜なのにランチを頼めるの?
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■「ランチ」は夜でも注文OK
店員さんに聞いてみると「頼めますよ!(当たり前)」と、満面の笑みで教えてくれた。しかし1,050円と非常にリーズナブルな価格。このAランチはどんな料理なのだろうか?
数分後届いたAランチを見ると…こ、コレは超ボリューム満点! ジャッキーステーキハウスのAランチとは、とんかつ、からあげ、エビフライ、ハンバーグにオムレツ、フライドポテトがドドンとダイナミック琉球な感じで載ったワンプレートだった!
■ちょっとした贅沢を味わえる
気になるお味については、正直どれもフツーに美味しいレベル。だが、ジャッキーステーキハウスのNo.1ステーキソースをかけて食べるといい感じに酸味がプラスされ、モリモリ食べられる。
また、沖縄ステーキハウス独特の謎クリームスープとサラダも付けば、1,050円でごちそう気分が味わえること間違いなし。ステーキも美味しいが、Aランチはさらなる感動を与えてくれた!
■Aランチの発祥は…
帰ってからAランチについて調べてみると、1956年にニューヨーク帰りのシェフが沖縄市内にオープンした、いまはなき「ニューヨークレストラン」が発祥。
当時稼ぎの良かったタクシー運転手向けに作られた贅沢なランチが、沖縄全土に広がっていったのだという。
■琉米フードのひとつ
ちなみにAランチはタコライスなどに代表される、沖縄とアメリカ文化の融合「琉米フード」のひとつで、本場のコザ(沖縄市)では毎年Aランチ選手権が開催されるほど人気のメニューだ。
どの店もオリジナルのAランチを提供しているのでこれといった形はないのだが、どれもかなりハイカロリーなのは間違いない。Aランチがあまりに美味しいため食べ過ぎて太らないよう、気を付けるべし!
(取材・文/しらべぇ編集部・熊田熊男)
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