銀行の「引き出し手数料」にブチ切れしている人の特徴とは
2016/04/12 17:30
世の中には「納得のいかない出費」というものがある。レンタル代金よりはるかに高いDVDの延滞料金や、ライブチケットの複数の手数料、銀行の手数料などがそれにあたる。
中でも銀行の手数料は「自分のお金を引き出すだけなのに」「無料の時間が勤務時間で行けない」など、不満の声は少なくない。
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■20代はあまり不満に思っていない?
しらべぇ編集部では20代~60代の男女1352名に尋ねたところ、「銀行で営業時間外にかかる手数料がムカつく」と答えたのは全体の58.4%。
年代別では20代以外が6割を越えるムカつき率であった。20代があまり不満に思っていないのは、ゆうちょ銀行やコンビニでの手数料が無料になる銀行を、有効に利用している人が多いからかもしれない。
■主婦はブチ切れ寸前?
職業別調査では専業主婦がもっとも不満を感じていることが判明。突然の支払いなど、家庭のお金周りを担当することが多いせいで、土日や平日の18時以降に急にお金が必要になることが多いためだと推測される。
■ムカついている人ほどいいカモ?
銀行の定期預金金利が軒並み1%未満の日本。多くの家庭では、数回の引き出し手数料で金利分を上回ってしまう現実がある。では、引き出し手数料に敏感な人ほど、お金を節約できているのかと言うと、必ずしもそうではないようだ。
「携帯のオプション契約をしたことがある」という点で調査すると、オプション経験者のほうが銀行での手数料に対して腹を立てていたのだ。
携帯代理店では、無知な客に対して時に不必要なオプションをつける、と指摘されることも。
もちろん、上記のオプション経験者のすべてが当てはまるわけではないだろうが、「知らず知らずのうちに企業に食い物にされている消費者の特徴」をあらわしているのかもしれない。
(取材・文/しらべぇ編集部・岡本拓)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年2月20日~2016年2月24日
対象:全国20代~60代の1352名
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