パスタが10円で100倍美味くなる『貧乏人のパルミジャーノ』簡単作り方
パスタは台所にあるけどソースがねえええっ! 仕方ないから塩でもかけて食うか…不味いけど。って寂しい食卓になった人、きっと独身のメンズならいると思います。
そんな人のために、いつものパスタが10円で100倍美味くなる、イタリアで定番の『貧乏人のパルミジャーノ』の作り方をお教えしよう。
画像をもっと見る
■シチリア州の貧しい人たちの発想から生まれた
『貧乏人のパルミジャーノ』とは、貧富の差が激しかったイタリア・シチリア州で生まれたもの。
パスタにかけるパルミジャーノ・レッジャーノ(チーズ)が買えない貧しい人たちが堅くなったパンを粉にしてカリカリに炒め、パスタにかける調味料として使ったのが始まりと言われている。
作り方は非常に簡単で、熱したオリーブオイルに細かいパン粉を入れて、きつね色になるまで炒めるだけ。誰でもできる簡単さだ。
味は塩・コショウだけでも良いし、アンチョビやガーリックを入れても風味が付き非常に美味しい。
今回は茹でたパスタに大葉とゆで汁を和えてその上からガーリックと塩・コショウで味付けをした『貧乏人のパルミジャーノ』をかけて食べたのだが、これが超ウマい!
大葉だけだと単なるあっさりパスタになってしまうが、パン粉を和えるとよりゆで汁の塩気を麺がまとい、さらにカリッとした食感とニンニクの風味がちょうどよくプラスされるのだ。
パン粉とオリーブオイルさえあれば簡単にできる『貧乏人のパルミジャーノ』、もしかすると本物のパルミジャーノよりも美味しいかも…予算も10円ぐらいでできるので、パスタ好きはぜひ試してみてくれ!
(取材・文/しらべぇ編集部・熊田熊男)
・合わせて読みたい→「パスタ」「スパゲティー」どっち使う?「パスタ」派は自分の◯◯に自信あり!