日本一敷居が低い『ネコの文壇バー 月に吠える』が粋すぎる
2016/03/22 18:30
立ち飲み屋が軒を連ねる「新宿三丁目」。酔いどれたちが自由に呑みまわるここに、ジャーナリストや文学関係者などの「文字」を職とする、もしくは志望者が集まる『ネコの文壇バー 月に吠える』がある。
文壇関係者が集まるお店となると敷居が高いように思われるが、ここは「日本一敷居の低い」がコンセプトなので、興味があれば誰でも気軽に一杯呑むことができるのだ。
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■店内に入ってみると…
扉を開けると、どこか日常とは違う雰囲気でインテリジェンスな空気が漂っていた。
そこは和やかな空間で、気兼ねなく過ごすことができる。新宿三丁目の立ち飲み屋界隈にありながら、そのあたりの香りとは少々異なるのだ。
店内には『吾輩は猫である』(夏目漱石著)、『100万回生きたねこ』(佐野洋子著)などの純文学から、ドラマになった『木更津キャッツアイ』まで、「猫」がキーワードの本がずらりと並ぶ。
猫にちなんだ本が200冊ほどあり、無料レンタルもできる粋なバーだ(※2回目以降来店、1か月以内に返却できる方のみ)。
こうして見ると、猫に関連する本は世の中にたくさんあるとわかる。
■文壇バーで味わうアルコール各種
同店で提供されているカクテル類は、粋な名前のものばかり。
「締切前夜」というエナジードリンク入りカクテルや、「印税生活」「バナナフィッシュに打ってつけの日」など、文壇関係者であれば「あるある!」と言いたくなるかも。
バーの雰囲気はこんな感じで、さまざまなお酒が並んでいる。テーブル3卓とカウンターがあり、そこで本を読みながらお酒を楽しめるのだ。
ワインのボトルをセレクトしたり…
オリジナルカクテル「バナナフィッシュに打ってつけの日」は、鮮やかなグリーンでうっとり。
カクテルはレギュラーもオリジナルもあり、その日の気分で思いのままに選べるのが嬉しい。三丁目で焼き鳥三昧の後は、しっとりと『ネコの文壇バー 月に吠える』でカクテル片手に本を読むのもいいかもしれない。
【ネコ文壇バー 月に吠える】
東京都新宿区新宿3-6-11 第一玉屋ビル3階A号室
営業時間 19時~24時(日祝休み)
(取材・文/しらべぇ編集部・松岡佑季)
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