経験者が語る 「花見の場所取りバイト」はコスパ良すぎ

マナーは大切にすべきなのは宴会中だけでなく、その前後もだろう。

花見

日本全国で行われる花見。桜の下で気の置けない仲間たちと飲む酒はさぞ格別だが、桜の名所ではその人気ゆえ「場所取り合戦」が行われることもある。

そんな状況を反映してか、世の中には「花見の場所取りバイト」なるものがあるらしい。今回、しらべぇ取材班は経験者の男性Hさん(23歳・男性)に話を聞いた。


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■経験者いわく「かなり割のいいバイト」

「大学生の頃、いとこから『会社の花見の席を6時間ほど見張っておいてほしいんだけど、できないかな?』と連絡がきたんです。彼女いわく、どうしても外せない会議があって誰もいることができないらしく。


暇だった自分は即OK。結局、朝7時から13時まで座っていました。これで時給1000円ってなかなかいいですよね」

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■楽でしたか?

「正直、とても楽でしたね。最初の1時間はずっと花見をしてて、その後は読書したり昼寝したりして過ごしていました。場所取りバイトは前日の夜からの人も多いみたいですけど、自分は朝からだったので寒さもなかったです。


6時間が経つと、会社の人たちが来て『見張っていてくれてありがとう! ビールでも飲んで行きなよ』と何杯かおごってもらいました」


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■逆に大変だったことは?

「花粉症とトイレでしょうか。天候のいい日だったんで目と鼻がすごく痒くなりましたね。また、他に誰もいないこともあってトイレに行けなかったのは大変でしたね。


周りで同じように場所取りをしている人と協力して、お互いに見張って順番にトイレに行ったりしました」


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■またバイトしたい?

「落さで言うとかなり割のいいバイトですが、地域によっては『迷惑防止条例』に引っかかる可能性があると知ったので、今ならやりません。幸い、僕が場所取りした地域は大丈夫のようでしたが、リスクを負うほどではないかなと」


社員からしても、数千円のお金で花見の席を確保できるのは、便利屋に代行してもらうよりも、はるかにお得なのだと推測される。しかし、条例に引っかかっては元も子もない。マナーは大切にすべきなのは宴会中だけでなく、その前後もだろう。

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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部

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