「過度の節約」の結果、なぜか切れ痔になってしまった男の話

一体、節約と切れ痔がどう結びつくのかというと…。

トイレ

日本人の3人に1人が罹患するとされている病気『痔』。20代以降の幅広い年代で発症する可能性があり、もはや国民病と言ってもいいレベルだ。


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■ダイエットなども影響

痔の中でも「切れ痔」は硬い便が排泄される時に、肛門上皮と呼ばれる部分が裂けるために起こるもの。とくに女性の場合、過度のダイエットで腸の働きが弱くなった結果、便秘が引き起こされ、切れ痔につながるとされている。

しかし、便秘以外の理由でも切れ痔になる人はいるらしい。その原因とは「過度の節約」である。一体、節約と切れ痔がどう結びつくのか? しらべぇ取材班はK氏(32歳・男性)に話を聞いた。

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■節約が切れ痔を引き起こした経緯

「大学生の頃、毎日自転車で往復1時間半くらいかけて大学に通っていました。貧乏学生だったんで、少しでも交通費を節約したくて。それと水道代節約のため、家のトイレはウォシュレット不使用に。紙で直に拭いて、便座の電気も切っていました。


すると、1年が経ったある日のことです。珍しく便秘になってしまい、トイレでりきんでいると、肛門を刺すような痛みが襲いました。そう、切れ痔です。


経験したことある人ならわかると思うんですが、切れた時の絶望って半端ないですよね。『ここからウォシュレットするか、紙で拭かないといけないのか』って。


その時の切れ痔はすぐに治ったものの、毎日の長距離自転車が原因だと気づいていない僕は、それ以降何度も再発。しまいには常に切れている状態に。しかし、医者に行くのが恥ずかしく、ずっと黙っていました」


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■その後の展開

「偶然『ハチミツとクローバー』という漫画を見ている時、主人公の竹本くんが自分探し旅の道中、自転車が原因で切れ痔になっているのを見て真相が発覚。それ以来すぐに電車通学に変え、ウォシュレットを使うようにしました。


すると、切れ痔はおさまり、再発もなく今に至っています。排便の時に痛くないか気にしなくていいのは、本当にいいことですね。


しかし、代償も大きかった。まず、ちゃんと病院に行くようになって治療費がかかったこと。せっかくがんばって定期代ケチったのに…。それと、自転車のサドルを特別なものに変えました。真ん中があいていて、お尻を刺激しないものに。


後遺症と言っていいのかわかりませんが、以前より確実に便が細くなりました。何度も傷口ができてふさいでを繰り返した結果、傷口が変に癒着したりしたんでしょうね」


あまり重要に考えられないが、肛門は一日一度使用する部位。一生涯の付き合いをするだけに、扱いは慎重になったほうが良さそうだ。

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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部

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