国旗サイズにまつわる『インドネシアとモナコのイケナイ関係』

©iStock.com/User5dc95804_908
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今年の夏にひかえるリオ五輪。選手たちがそれぞれ自国の国旗に身を包んで登場する姿は、オリンピックにおなじみの光景だ。

ところでその国旗、国ごとに縦横の比が異なっているということをご存知だろうか? なんと柄は一緒で縦横の比だけが違う、なんて国旗も存在する。


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■日本の出版物ではすべて2:3の縦横比に

しらべぇ編集部がマインドソナーで調査を行ったところ、「国旗それぞれにサイズがあることを知らなかった人」が全体の7割以上を占めるという結果に。

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それもそのはず。じつは日本国内の出版物では、すべての国旗が縦横2:3になるように表記されているのだ。

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■世界でスタンダードなのは2:3

というのも2:3は国連基準サイズとなっていて、この比を採用している国旗が世界で最も多い。

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(画像はwikipediaのスクリーンショット)

日本をはじめ、中国やフランスなど多くの国が2:3の国旗である。

外務省によると、国旗掲揚においても「複数の国旗を扱い縦横比が異なる場合」に国旗の大きさを同一にするという国際ルールがあるのだ。


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■2:3に当てはまらない国

一方、例外もある。

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(画像はwikipediaのスクリーンショット)

アメリカは1:1.9。世界を代表する超大国なのに、国旗の縦横比は例外らしい。

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(画像はwikipediaのスクリーンショット)

また、イギリスやロシアは1:2を採用。


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■北欧諸国はもっと独自の路線

また、北欧の国々はさらなる独自路線をとっている。配色が異なるだけで、デザイン自体はほとんど同じなのだ

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この共通する十字模様は「スカンジナビアクロス」と呼ばれ、北欧諸国に見られる。世界最古の国旗をもつ、デンマークのデザインがもとになっている。


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■デザイン同じで比が異なるだけの国々も

インドネシアとモナコ公国の国旗はこの通り。インドネシアは2:3、モナコは4:5の比である。

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国連基準で平等化すると、どちらか見分けがつかなくなるらしい。

今年のリオ・オリンピック、また日本中の人が観戦するであろう日本オリンピックで、国旗の違いに注目してみてはいかがだろうか?

(取材・文/しらべぇ編集部・かずきち

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Sirabee編集部

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