世界で最も高価な『動物のウンチから作られたコーヒー』って?

世界中で愛されている飲み物と言えばコーヒー。「毎日、目覚まし代わりに飲むのが日課だ」という人も少なくないであろう。

そんなコーヒーであるが、記者が先日バリ島に行った際、世界で最も高級といわれているものに出会った。それはなんと『動物のウンチから採取されている』ものだという。


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■そもそもウンチコーヒーとはどういったものなのか?

©iStock/trubavin
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ウンチコーヒー、正式名称『コピ・ルアク』の生産方法はじつに独特だ。まず、コーヒーチェリーの実がたくさんなっている場所にジャコウネコを放つ。

すると、彼らは選りすぐりの実を食べる。そしてそのジャコウネコが消化できずに、体内で発酵された種を含むフンを体外に排泄。その排泄物をしっかり洗浄し、焙煎してやっとできたものがこの高級な『コピ・ルアク』の正体なのだ。

インドネシア全体で採れる年間約40万トンのコーヒー豆のうち、この『コピ・ルアク』は約200キロしか採れないほどの希少価値があるそうだ。

インドネシアの物価では200円ほどで十分満足に食事ができるのだが、このコーヒーは一杯500円もするほど高級であるというのも、納得できる。

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■このウンチコーヒーの気になる香りとお味は?

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ジャコウネコの消化酵素、腸内細菌の発酵作用の結果、独特の風味が加わっているとされるこの『コピ・ルアク』。

日本で通常飲まれているコーヒー豆に比べ、機械などを一切使っていないためか豆の大きさがバラバラだが、作り手の情熱と愛情が伝わってくるようだ。

そして恐る恐る豆の香りをかいでみると、フン臭さはまったく感じられない。通常のコーヒーに比べ別物といった印象で繊細で優しい香りだ。

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そして、このコピ・ルアクを飲んでみると、これはこれは大変飲みやすい! ブラックでもスーッと喉を通り、とてもなめらかで後味はほんのり甘い。

コーヒーが苦手な人でもこれを飲めばコーヒーの見方が変わるかもしれない。

ただし、日本でも買えるがかなりお高い! インドネシアの『コピ・ルアク』は200g、4500円と比較的安価だったので、インドネシアに旅行する機会があればぜひご賞味あれ。

(取材・文/しらべぇ編集部・プリエ

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Sirabee編集部

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